=コメルサント撮影
ロシアで、ノン・アルコール・ウォッカの特許が認められた。「ユーグ・ルーシ(南ロシア)」グループのセルゲイ・キスロフ社長が、メドベージェフ首相が出席して開かれた、イノベーションの経済導入に関する会議で、明らかにした。
水しか残らないはずだが
ノン・アルコールのビールやワインは、市場に以前からあったものの、ノン・アルコール・ウォッカとなると人気は出ないと、アルコール国家政策策定センターのパーヴェル・シャプキン所長は考える。
「ビールやワインの場合、特有の感覚的な特徴がすべて残されています。当然足りないものもありますが、ビール、ワインからエチル・アルコールが人工的に消されるのです。ウォッカの場合、成分が水とエチル・アルコールしかありません。アルコール分のないウォッカで特許を取得するということは、水だけのウォッカということになります。ウォッカと錯覚してしまうような何かが入っているんでしょうか」と述べた。
眉に唾をつけつつも期待
「コメルサントFM」が、「ノン・アルコール・ウォッカを飲みますか」というアンケートを読者に行った結果、大多数の人がおかしなアイデアで、成功しないだろうと答えた。
2002年、フィンランドの「SHB」社が、ノン・アルコール・ウォッカを製造しようと計画を立てたことがあった。本来のウォッカとの違いは、エチル・アルコールが、他の化合物と代わることだと記されていた。ウォッカの風味は、本来のものと変わらないが、飲んでも、人間の体内にはアルコール成分が含まれないという。
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