居ながらに美術館めぐり

=ロイター/Vostock Photo撮影

=ロイター/Vostock Photo撮影

グーグル・アートプロジェクトにより、地球上のどこからでも居ながらにロシアのエルミタージュトレチャコフプーシキンなど5つの主な美術館を散策できる。
今年4月にモスクワでグーグル・アートプロジェクトの新バージョンのプレゼンテーションが行われた。携帯電話、タブレットなどアンドロイドのソフトがある携帯情報端末でアクセスできる。iPad用のバージョンは改良中。
ロシアは他の150か国と共にプロジェクトに参加した。最初はトレチャコフとエルミタージュのみの参加だったが、その後、プーシキン、ロシア、ニコライ・レーリヒ美術館も加わった。特殊なカメラのおかげでユーザーは美術館の雰囲気をそのまま味わい、リアルに散策できる。
いく枚かの絵画は70億画素の超高解像度で撮影された。プーシキン美術館では18世紀ベネツィアの景観画家カナレットの「ブチントロ号のドージェ宮殿の波止場への帰港」が撮影され、ロシア美術館ではカルル・ブリュローフの大作「ポンペイ最後の日」が撮影された。
グーグル側は「実際の美術館めぐりに代わるようなものを作ろうとしているのではありません。障害者や学生にとってはこのプロジェクトが役に立つのではないでしょうか」と話している。

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