APEC共同の天然資源戦略を

議長国ロシアの提案

ロシア産業貿易省のゲオルギー・カラマノフ次官は、石油・ガスを含めた鉱業は、アジア太平洋経済協力(APEC)諸国にとって優先課題の一つだと述べた。同氏によると、経済成長すれば、あらゆる天然資源の需要が増すことになるが、まさにAPEC諸国は、その最大の生産国にして消費国である。このことは世界のエネルギー、金属市場を左右せずにはおかない。

この分野での協力関係を拡大、深化し、また世界経済危機を克服するために、APEC議長国ロシアは、鉱業に関係する次の3つの分野で問題を検討し、あわせて解決策を講じることを提案している。

すなわち、①APEC諸国の経済統合、②鉱業への投資(天然資源の需要が絶えず伸びている状況では、これは極めて重要だ)、③イノベーションの推進、つまり経済の疎放モデルから集約モデルへの移行。

カラマノフ氏は、これら3分野は相関関係にあると指摘する。経済統合は、相互の投資を促し、投資はイノベーションの開発と導入を促進し、それはまた域内各国の協力関係をより緊密なものにするからだ。

エネルギー安全保障は9月のウラジオストクのAPEC・CEOサミット2012で議論される。