今日は何の日:7月22日

ナジェージダ号

ナジェージダ号

1806年の今日、海軍軍人ユーリー・リシャンスキーが指揮するネバ号は、バルト海の軍港クロンシタットに帰港し、ロシア最初の世界周航を成し遂げた。

周航の資金援助は、皇帝アレクサンドル1世と「露米会社」が行った。同社は、外交官ニコライ・レザノフによって設立され、極東と北米での殖民地経営と毛皮交易を独占する、ロシアの国策会社だった。

ネバ号とナジェージダ号の2隻に、海軍士官アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルンとレザノフ、仙台藩出身の津太夫など日本人漂流民4人、学者らが乗り込んで、1803年7月26日にクロンシタットを出港し、デンマーク、イギリスと進んでいった。

航海の目的は、清、日本との交易開始、南米の交易拡大、カリフォルニアの植民地化の事前調査などだった。

その後、2隻の航路は分かれ、クルーゼンシュテルンが率いる旗艦ナジェージダ号は日本へ、ネバ号はアラスカへと向かった。前者には遣日使節としてレザノフが乗っており、長崎で幕府と交渉する。

ここでの交渉の不成功が、後に、ロシア側による松前藩の番所などの襲撃、ゴローニン事件、高田屋嘉兵衛の逮捕と関係のこじれに発展していく。

ネバ号は帰途、中国南部からイギリスまで142日間無寄港で航海したが、これは当時の記録だった。