「モスクワ・シティ・レーシング」開催

=リカルド・マルキナ・マンタニアナ撮影

=リカルド・マルキナ・マンタニアナ撮影

7月15日、モスクワではF1(フォーミュラ1)のレーシング・カーのエンジン音がとどろき、タイヤの焦げる匂いが広がった。「フェラーリ」や「マクラーレン」、ロシア製スポーツカー「マルシア」などの走行がお披露目された。

=ルスラン・シュクーシン撮影

 モスクワ中心部で、ここ5年で最大規模の自動車レースの一つとなる「モスクワ・シティ・レーシング」が2日間開催され、有名なF1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラ(「フェラーリ」)、ルイス・ハミルトン(「マクラーレン」)、シャルル・ピック(「マルシア」)らが、クレムリン周辺に特設された3.4キロのコースをデモ走行した。

 

フィジケラとハミルトンの技を堪能

 プロのモーターレーサーが最初に場を盛り上げると、「スクーデリア・フェラーリ」チームのドライバーであるジャンカルロ・フィジケラがスタートを切った。

 「私にとってこれは本当に特別なイベントです。数万人もの人々がレーシング・カーとドライバーを見に来るわけですから。私はスピード走行が好きなだけなんです。14年のF1生活でグランプリを230回走行し、もう39歳になりました。今回は十分な走りをお見せできたと思います」とフィジケラは「ロッシースカヤ・カゼータ(ロシア新聞)」に語った。

 続いて、ルイス・ハミルトンが、2011年式「マクラーレン」で走行した。走行後、ハミルトンはファンの反応が印象深かったと語った。

 「車をできるだけ多くスピンさせるように努めました。タイヤが交換時期に近くなっていたので、予定よりも早くピットに戻らなくてはなりませんでした」。

 

過剰サービスでアクシデントも

 3人の中で最後に現れたのは、ロシアとイギリスの合同チーム「マルシアF1チーム」のドライバーとして、初めて「モスクワ・シティ・レーシング」に参加した、シャルル・ピックだ。

 しかし、最初のドリフトデモ走行で、「マルシア」は平らなコースで突然止まってしまうというアクシデントがあった。ピックは降車し、チームのエンジニアが点検するも、すぐには問題を解決できなかった。

 このようなショーに初めて参加したピックは、観戦者を喜ばそうとドーナツターンをくり返したため、エンジンの焼き付きを起してしまい、レーシング・カーに搭載されている安全システムがすぐに起動し、すべての機能を止めてしまったのだ。

 ショーの後、ハミルトンはまたモスクワに来たいと言った。「モスクワに来れて本当に嬉しいですし、これほど注目していただけて最高です。(ロシアのF1ドライバーの)ビタリー・ペトロフが、ロシアではF1への関心が高いと言っていましたが、来てみてそれを実感しました」。

 

*「ロッシースカヤ・カゼータ(ロシア新聞)」、Gazeta.ru、SovSport.ru、F1Newsより抄訳