プーチン氏の大統領就任式

=AP通信撮影

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ロシアのプーチン首相が7日、ロシア大統領に就任した。大統領就任式は、モスクワのクレムリンで執り行われた。

プーチン氏は約3000人の来賓の前で宣誓を行い、ロシア軍最高司令官である大統領に就任した。  

 プーチン氏は、チャイコフスキーの祝典行進曲が演奏される中、正午に大クレムリン宮殿のアンドレイの間に入場した。メドベージェフ大統領は、プーチン氏および来賓に向かって、次のように演説した。

「大統領就任式は常に、ロシアの生活そしてその歴史における、新しい段階の始まりであります。大統領は国家元首であり、憲法の番人、人権、自由、そして市民の擁護者であります。そして国内政策、国外政策の主要な方向性を定めるのが大統領です。国家政策の一貫性は、ロシアの前進のために必要な条件です。これまでに経済、社会、政治の各分野で行ってきた大きな改革を、さらに発展させることが重要です。そうすることによってのみ、強く民主的で、法と社会正義が守られ、安全が保障され、人間の自己実現の可能性を開くことのできる国家建設が可能となるのです。ロシアという国家を率いること、その国民のために尽くすことは偉大な責任であり、大きな名誉であります。今日、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン氏が大統領になることをとても嬉しく思います。プーチン氏は経験豊富で力強い指導者であり、国民の大半が支持する人物であります。プーチン氏の大統領としての成功を祈願いたします。それは私たちの国家、そして国民のための仕事なのです。」  

 プーチン氏は、特別に用意されたロシア憲法に右手をのせ、宣誓の言葉を述べた。

「ロシア連邦大統領職を遂行するにあたり、人権と自由を尊重することを誓います。ロシア連邦憲法典を遵守し、擁護し、国家の主権と独立、安全と統一を守ることを誓います。国民に忠実に尽くすことを誓います。」  

 大統領に就任したプーチン氏は、それから数分後、次のように演説した。  

「ロシア連邦大統領に就任し、祖国に対する自らの責任を受け止めています。その国益と安全、市民の恩恵は常に私にとって第一のものでありましたし、これからもそうでしょう。国民の信頼にこたえるよう全てのことを行います。私たちは全く違ったレベル、全く違った質、規模の問題を解決しなくてはなりません。近いうちに、将来数十年にわたるロシアの運命が決まることになるのです。私たちは将来の世代、国家と国民の歴史がいま我々にかかっているのだということを知っています。つまり、新しい経済と現代的な生活水準を実際に達成すること、国民生活と家族を支えていくこと、バルト海から太平洋までの大きな国の堅実性を確保すること、そしてユーラシア全土における中心的指導者となることができるかどうかにかかっているのです。私たちが統一を守り、まとまった民族であるならば、祖国を大切にし、ロシアの民主主義を擁護し、憲法の権利と自由を守り、市民の政治参加を拡大するならば、きっと目標を達成することができるでしょう。」

  プーチン大統領は大きな拍手を浴びながら大クレムリン宮殿を後にした。外では礼砲がプーチン大統領を向かえた。これはロシア軍最高司令官でもある大統領に対する、最も高い敬意の証だ。プーチン大統領はその後、クレムリン連隊を閲兵した。  

プーチン氏は、3月4日に実施された大統領選挙で63パーセント以上の票を獲得し、確固たる勝利を手にした。プーチン大統領は2000年と2004年にもロシア大統領に就任しており、今回で3期目となる。大統領の任期は、今回から6年となった。

(「ロシアの声」紙抄訳)