=ロシア通信撮影
3月5日、野田佳彦首相はロシアのウラジーミル・プーチン首相との電話会談で、領土問題と平和条約締結について「叡智ある解決」を共に策定しようと提案した。野田首相は、先進8カ国の首脳としては最も早く、3月4日に行われた大統領選でのプーチン首相の勝利に対し祝意を伝えた。
「『始め』の号令をかけ、私たちの関係を新しいレベルに移すよう、協力しようではないか」と野田首相は提案した。これに関連して、クリル諸島南部の問題に触れ、野田首相は「プーチン氏と共に、この問題の叡智ある解決を見いだしたい」と述べた。これに先立ち、先週木曜日にウラジーミル・プーチン首相は、朝日新聞社の若宮啓文主筆との会見の中で、「受け入れ可能な妥協を成し遂げるべきだ」と述べた。「私たちは、領土的性格の問題の解決が何か本質的な問題であることをやめ、二次的な位置に去ってしまう状況を達成しなければならない。単に隣国としてではなく、発展に関心をもつ真の友人として、互いを受け入れるべきだ」とプーチン首相は考えている。
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