ラブロフ外相は5~6日、ASEANの関係者と経済協力および世界の安全保障について話し合う。また、ASEAN・ロシア閣僚会議やASEAN地域フォーラムにも出席する。
「対話国協力の経済的な部分の発展に重きが置かれる」とラブロフ外相は「スプートニク」ニュースに述べた。
「MH17機撃墜事件についてマレーシア外相と会談」
ラブロフ外相はまた、「イスラム国(IS)」によってもたらされる危険性、朝鮮半島の非核化などについて議論する予定。2016~2020年のロシア・ASEAN協力についての統合行動計画の草案も作成される。
消息筋はロシアNOWに対し、ラブロフ外相がマレーシアのアニファ・アマン外相と個別に会談することを伝えた。マレーシア航空ボーイング777型旅客機撃墜事件の調査に焦点が当てられる。
ロシアは先週、国連安保理で、この事件に関連する国際法廷の設立の決議案に拒否権を発動した。ロシア政府は、国際法廷の設立案を時期尚早、不明確、無根拠としている。
AECとEAEUの統合
今回の会議で、ロシアはユーラシア経済連合(EAEU)とASEAN経済共同体(AEC)の協力拡大を改めて呼びかける。
ロシアのイーゴリ・モルグロフ外務次官はロシア通信に対し、EAEUとAECの経済的統合に将来性があると語っている。「5月に調印されたEAEUとベトナムの自由貿易協定は、この試験的プロジェクト」とモルグロフ外務次官。
AECは今年末までに発足する。
モルグロフ外務次官は、ロシアとASEANの経済協力が、シベリアおよびロシア極東に恩恵をもたらすとも語っている。
ASEANの投資家はすでに、ロシア極東の経済特区に招待されている。また、ロシアはASEAN諸国にウラジオストク自由港を大陸輸送のハブに使ってほしいと考えている。
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