「国民との直接対話2016」

kremlin.ru
 ウラジーミル・プーチン大統領は14日、毎年恒例の国民との交流を行う。今回の「直接対話」は14回目である。

モスクワ時間 16時 01分に更新

 「国民との直接対話2016」は3時間39分続きました。

 

モスクワ時間 15時 59分に更新

 番組は終了したが、大統領への質問は続いている。プーチン大統領は、日本の首相のロシア訪問を歓迎すると述べた。プーチン大統領は、将来的にクリルの件で妥協点を見出すことは不可能ではないと考えている。

 プーチン「もちろん、(安倍首相と)すべての問題について話し合います。それらを解決するためには、第二次世界大戦の終わりから解決することはできませんが、両国の創設されたツールが絶えず機能することが必要です。いつかは妥協点が見つけられるかもしれないし、見つけられるだろうという気がします」

 

モスクワ時間 15時 45分に更新

 質問「2018年の大統領選に出馬しますか?」

 プーチン「それについて話をするのは時期尚早です。今は、人々の信頼にどう応えるかを考える必要があります」

 

モスクワ時間 15時 37分に更新

 質問「オバマ大統領が在任中の最大の間違いはリビアだと言ったことに、どうコメントしますか」

 プーチン「これはアメリカ大統領が誠実な人だということを改めて証明しています。バラクがまだ上院議員だった時、前政権のイラクでの活動を批判していました。誰にでもそれができるわけではありません。強い男のみができることです。間違いが続いていることは残念です。シリアでも同じ間違いが繰り返されそうになりました。これがどんな風に終わるのか、まだわかりません。シリア問題では、(アメリカとの)積極的な協力作業が行われています」

 

モスクワ時間 15時 34分に更新

 児童(アリーナちゃん)からの質問「女性がロシアの大統領になることはできますか。パパがアメリカと渡り合えるのはプーチンだけだと言っています」

 プーチン「我々は国内問題に対処する必要があります。たぶん、これらの問題には、女性の方がうまく対処します」

 

モスクワ時間 15時 28分に更新

 ロシアの兵器貿易について。

 プーチン「シリアでの作戦を背景に、ロシア製兵器への関心が急速に高まりました」

 質問「シリアで兵器の状態はどうでしたか」

 プーチン「欠点がありました。少なくはありません。兵器の使用の過程において、所望の状態にしました」

 

モスクワ時間 15時 20分に更新

 質問「ヨーロッパは安全ではなくなってきています。大学の職員がもっとたくさんロシアに来るとしたら、どう思いますか?就職システムを簡素化することは可能ですか?」

 プーチン「確かに、シベリアは今、ヨーロッパより安全です。外国人の専門家を歓迎します。外国の留学生向けですと、無償枠に制限があるだけです。有償枠であれば制限はありません」

 

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モスクワ時間 15時 04分に更新

コール・センターは1分間に2500件の電話を受けています。

 

モスクワ時間 14時 52分に更新

 ミンスク和平協議についての質問。「今後、ウクライナ南東部はどうなるのですか?『ミンスク2』が履行されていませんから。再び戦争ですか」

 プーチン「最も重要なのは政治的な問題です。これらの地域の人々は自分たちに文明的な権利があることを理解する必要があります。まずはウクライナ憲法の改正。これはミンスク和平合意にあります。ですが改正されていません。ロシアがこの憲法を変えることはできませんから」

 「ミンスク和平合意の履行以外に、紛争を解決する道筋はありません。武力衝突の激化はないと想定している。ポロシェンコ大統領はOSCEの関与を強化し、戦線における兵器の制限を提案しました。私はこれは正しいと思います」

 

モスクワ時間 14時 43分に更新

 ドミトリー・ズィプコフさん、農業従事者。「制裁の解除を心配しています。解除されたら、市場で我々の商品の需要はなくなってしまいます。銀行に借金をしているので、制裁がなくなったら、一巻の終わりです」

 プーチン「制裁を近いうちに欧米が解除するとは思いません。ミンスク和平合意が履行されず、またロシア側にその非はないものの、欧米が行き詰っていることを認めざるを得ません。欧米がそれでも自国の国益のためにこれらの制裁を解除しようと考えているのであれば、ロシアを困難な状態に追い込むでしょう。WTOの規則によれば、ロシアが対ロシア経済制裁の対抗措置を維持すると、不利になります」

 

モスクワ時間 14時 21分に更新

 政治学者アレクセイ・ムーヒン氏の質問。「有権者にはロシア連邦共産党や統一ロシア党といった、確立されたブランドが提案されており、他のブランドには道がありません。議会政党の共謀があるような気がします。非体制野党でも同様です。このような安定ありきなのですか?それともチャンスはあるのでしょうか」

 プーチン「我が党をブランドとは呼べませんね。製品ではなく、組織ですから。次に、自国を先進国としている国でも、まったく同じことが起こっています。アメリカには2政党、ヨーロッパでも同じです。アメリカを例にあげるのなら、最初にブッシュ氏、次にブッシュJr.氏。最初にクリントン氏、次に夫人が立候補しています。変わっていると言えるでしょうか?統一ロシア党は概して、保守的なプラットフォーム、中道です。統一ロシア党が責任をもって、我々の船をスキュラとカリブディスの間で進めているのです。ですが、これは新しい政党を許可しないことを意味するものではありません」

 

モスクワ時間 14時 04分に更新

 質問「クリントン氏とトランプ氏のどちらが、ロシアにとって、より悪い相手なのでしょうか」

 プーチン「今日、テロとの闘いなど、(欧米)との協力の良い例があります。自国の優位性という虚偽の前提を置くのならば、必ず虚偽の権利の請求へとつながります」

 

モスクワ時間 13時 52分に更新

 質問「なぜ大統領は欧米のマスコミに中傷されて反応しないのですか。なぜタックスヘイブンについて名誉毀損で訴訟を起こさないのですか」

 プーチン「中傷はなく、意図的にぼかされています。(パナマ報告の作成者は)ロルドゥギンがすべての稼ぎを楽器に費やしたなんて想像できなかったのです。高価な楽器、チェロ『スチュワート』を購入していました。チェロの最初の所有者はフリードリヒ2世です。楽器の購入に保有金額よりも多くのお金を費やしました。誰がこれらの挑発行為を行っているのでしょうか?これらのマスコミ(調査結果を発表した媒体)を、ゴールドマン・サックスが所有しています。選挙に近づくほど、このような挑発が増えるのです」

 

モスクワ時間 13時 40分に更新

 サハリンからの質問。「色丹諸島の住民は奴隷の条件に置かれました。給与が支払われず、未払い分から寮費が差し引かれました。労働条件はひどく、島から出るのはほぼ不可能で、2~6ヶ月間も給与が支払われません」

 プーチン「何とも言えません。地元の役人、特に警察は、適時に対応すべきでした。検事総長にこの状況を聞いて、そしてサハリンの検事総長の役職に適しているか確認してほしいです」

写真提供:kremlin.ru

 

モスクワ時間 13時 29分に更新

 ドーピングについての質問。「メルドニウムの騒動にイラっとします。国のスポーツのトップはどうなるのですか」

 プーチン「メルドニウムは、ドーピングに指定されていませんでした。薬剤は結果には影響しません。メルドニウムの発明者はドーピングとは考えていません」

 「WADA(世界アンチドーピング機構)の決定に政治的な意味合いがあるとは思いません。使用していたのは主に東ヨーロッパの選手でしたが」

 

モスクワ時間 13時 24分に更新

 プライベートな生活についての質問。「ファーストレディをいつ紹介していただけますか」

 プーチン「リュドミラ・アレクサンドロヴナ(元妻)とは良好な関係にあります。以前よりも良いぐらいです。私も、彼女も自分の生活に満足しています。人々は仕事をしてもらおうと大統領と議員を選挙で選びます。このような問題は、最優先ではないですね」

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モスクワ時間 13時 12分に更新

 ロシアでは2017年は環境年。環境に関する質問。イリダル・ネヴェロフさん、実業家(二次原料)。「いまだにゴミの分別収集がありません。廃棄場では非分解性廃棄物が山になっています。政府、経済界など皆で団結して、袖をまくり、きれいにする必要があるのではないでしょうか」

 ボルガ川の水利施設に関する質問。

 プーチンがボルガ川について。「問題はあり、何十年も解決されていません。一部の場所では浅瀬になっているため、船は一定の箇所まで近づいて、乗客をおろしていました。川床をきれいにする必要があります。動物や魚がたくさんいるのですから。ボルガ川のデルタがどれぐらいか知っていますか?219キロで、ミシシッピに匹敵します」

 プーチンが廃棄物について。「年間数十億トンです。半分しかリサイクルできていません。残りは埋められたり、捨てられたりしています。規制の基盤を完成させる必要があります。あと、市民の管理です」

写真提供:kremlin.ru

 

モスクワ時間 13時 07分に更新

 プーチンがトルコとエジプトについて。

 「制限の理由はさまざまです。エジプトは過激派と闘っていますが、常にうまくいっているわけではありません。シナイ半島では毎日と言っていいほど衝突が起こっています。このような状況で、渡航中止勧告を出さないわけにはいきません。ロシアはエジプト政府と共に、航空機の乗客、食事、サービスを検査する手段を見つけなければなりません。今のところ、このアルゴリズムを見つけられていないのです。トルコについてですが、ここでも状況は同様です。ですが、今日のトルコ政府は、こちらの見解からすると、過激派とは闘うというよりも協力の度合いが強いです。国際社会は気づいていない振りをしていますが、これは事実です。ロシア国民に何も起こらないという保証はどこにあるのでしょうか?ロシアからは昨年、ほぼ500万人の旅行者が休暇でトルコに渡航しました。ですから、呼び戻そうとします。でも今はトルコ旅行は危険です」

 

モスクワ時間 12時 52分に更新

 「ヴァルダイ討論クラブ」の代表、ブィストリツキー氏、トルコについて。「友情が終わって、敵ですか?他にもモルドバ、ウクライナがあります。まるで敵に囲まれているみたいですね。ロシアはこのような条件で発展可能ですか」

 プーチン「敵に囲まれてなんていません。ロシアには多くの友がいます。上海協力機構やBRICS。隣国とは全般的に良好な関係にあります。トルコでも友人だと考えていますし、トルコ国民は友好的です。政治家との問題があります。彼らの行動が不適切ならば、こちらは反応します。反応しなければ好きなように振り回されてしまうため、必須です。ロシアの現代史でそのようなことがすでに起こっているので、容認できません」

モスクワ時間 12時 43分に更新

 「大統領の治療薬は輸入品ですか、国産品ですか」

 プーチン「私はスポーツをしていますから。必要に応じて予防接種するぐらいです。一番簡単です」

 

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アレクサンドル・ヴィリフ撮影/ロシア通信

 

モスクワ時間 12時 29分に更新

 シリアについての質問「ロシア連邦航空宇宙軍のより多くがシリアから撤退しました。『イスラム国』のヒドラに新たな頭がはえるようなことになりませんか」

 プーチン「そのリスクはいつでもあります!アジア、アメリカ、ヨーロッパ、どこも苦しんでいます。ロシアについてはあえて言いません。テロとは何かを皆知っているからです。ロシアはすべてを投げ捨てて去ったわけではありません。部隊の大半を引き上げましたが、シリア軍が自分たちでしっかりとした作戦を行えるようにしてきました」

モスクワ時間 12時 18分に更新

 モスクワのリュドミラ・サフロノワさんから価格についての質問。「1年で食費が2倍になりました。政府はインフレ12%と言っています。誰を信じればいいのでしょうか。レシートですか、政府ですか」

 プーチン「レシートと政府の両方です。今年初めからは2.2%増です。政府は混乱させているわけではなく、これが実情です。農業を後押しするために、反経済制裁に進みました。ロシアの農村には4000万人暮らしています。そして、これは私たちの食糧安全を強化しています。したがって、これ(価格上昇)が一時的な現象であることを願います。それでも概して、これが消費者にとって負担になっていることを十分に理解しています」

モスクワ時間 12時 7分に更新

 最初の質問は道路について。デコボコで穴だらけ。タイヤが脱落してしまう。国民のためのまともな道路がありません!

ユーリイ・スミチュク撮影/タス通信

 プーチン 「道路についての質問はたくさんきています。道路基金がどのように活用されているのかを確認しました。資金は十分にあることが判明しましたが、大半の出費が妥当ではありません。この資金が道路建設または大規模な修繕に使われるようにする必要があります。また、自動車燃料税を2ルーブル引き上げる必要もあります」

 

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