ロシアの大部分の人々は、休暇を国内で過ごしている。そして夏は、海に行くのはもちろん、まだ行ったことのない美しい自然を訪ね、また見たことのない建築の傑作を堪能する人々も多い。
黒海沿岸のこの町は、毎年、夏の旅行の人気の行き先リストで上位に入っている。ソチは快適な亜熱帯気候で、美しく整備されたビーチ、手付かずの自然のままのビーチ、カフェ、ディスコ、そして周りには美しい山々がある。またここで健康を取り戻したいという人のために、さまざまな専門性に分かれた数十のサナトリウムや温泉がある(詳しくはこちらからどうぞ)。
クラスノダール地方は、ロシアでもっともリゾート的な場所であり、観光インフラがとても発展している。ソチ以外に、ゲレンジク、トゥアプセ、タマン半島などがとても人気である。一方このアナパは、子どもに人気のリゾート地としてよく知られている。アナパの海はそれほど深くなく、また浜も海に入りやすくなっている。大人は、砂洲を訪れたり、歴史ある都市を散策して楽しむことができる。
クリミアは自然も気候もさまざまで、ステップ地帯もあれば山岳地帯もあり、亜熱帯もある。休暇の場所としてもっとも人気があるのが、半島の南岸である。ヤルタ、スダク、アルシタは、素晴らしいビーチ、サナトリウムがあり、文化イベントが数多く行われている。またワイナリーツアーがとても充実している。
アルタイ山脈の旅はアウトドア好きな人々なら誰もが憧れるものである。異なる難易度のルート、ツーリストのための宿泊施設があるのも素晴らしいが、ここでは何よりシベリアの美しさを堪能することができる。小さなチェマル村は、夏になると本格的な観光地となる。近郊には、修道院のある崖状のパトモス島、アルタイ民俗博物館、フォレレヴォエ湖、乗馬センター、また川下り用の観光拠点もある。
ヨーロッパで最大の塩湖(面積は150平方キロメートル以上)がロシア南部にある。夕暮れどき、そして日の出の頃、湖はピンクゴールド色になる。これは真核藻類のドナリエラの影響と、澄んだ水に湖底の砂が反射してできるものである。エリトン湖の岸には宿泊施設があり、この湖の美しさを一眼見ようと多くの人々がここに滞在している。(カラフルの湖について詳しくはこちらから)。
バイカル湖は、一年を通じて、ロシアでもっとも人気の休暇先である。冬なら、信じられないような氷を目にすることができ、一方、自然を満喫できる夏なら、バイカル湖岸鉄道の旅を楽しみ、そしてもちろんこの地の古い文化に親しむことができる。
バルト海のリゾート地はロシア南部よりも涼しいが、やや面白さに欠ける。ゼレノグラーツクは歴史あるヨーロッパの建築物と、砂浜と砂洲で有名で、夏にはもっとも訪れる人が多い休暇先の一つ。
またゼレノグラーツクはネコの街とも呼ばれる。ゼレノグラーツクには、ネコ博物館「ムラリウム」があり、また街の中には、ネコの信号などネコをテーマにしたアート作品が数多くある。さらに、ネコを管理する特別な職業があり、ノラネコたちが元気で楽しく過ごし、お腹いっぱい食べているのかをチェックしている。
テントや宿泊施設で滞在する場所としてきわめて人気の高い場所。セリゲルには湖が1つあるだけなのではなく、実際には、さまざまな深さ、大きさの湖が30ほどある。そのほか、セリゲルでは、ビーチやカヤック遊びも楽しめる。またセリゲル湖に浮かぶもっとも美しい修道院の一つ、ニロ=ストロベンスカヤ・プスティニがある。
ロシア北方の6月は白夜の季節であり、多くの住民が白夜を楽しむためにペテルブルクに出かける。跳ね橋、歴史ある建築物を見学し、屋根の上ツアーに参加することは、まさにロマンティックな冒険である。夏にサンクトペテルブルクで楽しむ方法についてはこちらから。
ロシア北西部にある小さな共和国は青く澄んだ湖と大理石の峡谷、そして巨礫のある山林に富んでいる。ラドガ湖の岩礁は、100ほどの島とカレリアの森に隠れた入江があるもっとも美しい国立公園の一つである。しかも、ここにはワモンアザラシが生息している。
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