カリーニングラードはロシア領内で見ることのできる古いヨーロッパの一角である。かつてここには「純粋理性批判」の筆者である哲学者のイマヌエル・カントが住んでおり、ここに葬られている。街はプロイセン(当時もケーニヒスベルクと呼ばれていた)の一部であったが、第二次世界大戦後、ソヴィエト連邦領となった。
現在は、ロシアの飛び地で、他の国に囲まれている。しかし、街は1世紀経った今でも、ドイツとソ連の強い影響を色濃く残している。街のあるところでは、ドイツ風の建築物を目にすることができ、また別のところでは、典型的なソ連の建築物に出会える。歳月を経て、街がどのように変化したのか写真でお楽しみいただこう。