この新しいレトロ列車でソ連に帰ろう(写真特集)

Artem Geodakyan/TASS
 この列車はモスクワと、街から50キロしか離れていない近郊のスキー場を繋いでいる。

 8両のクラシカルな深緑色の車両から成るこの新しいレトロ列車は、モスクワと、50キロ離れたところに位置する近くのスキー場を繋いでいる。列車はかつてソ連を構成していたラトビアのリガで製造されていたER2Kと呼ばれる電車をベースに作られている。

 ER2Kは古くなり、すでに製造中止となっているが、この新しいレトロ列車をはじめとするロシアの鉄道を運営する国営企業のロシア鉄道は、レトロな外観と雰囲気を持つこの列車を使うことにした。

 この古いモデルの車両は、音がうるさい、トイレやエアコンがないなど、いくつかの欠点があるが、新たにモデルチェンジされた車両の感じは異なっているという。

 スキー場がある最終地の村の名前をとって「ヤフロマ」と名付けられた列車は、昔ながらの深緑色をしていて、現在、モスクワとモスクワ州で運行している最近の電車の色である赤と白と青の車両とはまったく違う印象を与えてくれる。 

 レトロ列車の内部はクラシカルな作りで、近代的な座席の代わりに木製の長椅子が設えられているが、窓には新たなカーテンがつけられ、いくつかの車両にはバイオトイレが設置されるなど、快適な設備が整えられている。

 列車の目的地がモスクワ州の冬のリゾート地であることから、 リゾート地にもレトロな木製のスキー板やスノーボードの置き場が作られている。

 車両の内装にはソ連のポスターや壁画が使われ、ソ連の冬の休暇を思わせる。壁に昔懐かしいソ連のスキー板が積まれている車両もある。

 外観はレトロではあるが、列車には最近の人々に親しみがある近代的な設備が備えられている。たとえば車両にはUSBソケットがあり、スマホやタブレットなどのデバイスを充電することができる。車内は、お茶や新聞が無料で提供される。

 モスクワのサヴョーロフスカヤ鉄道駅から出ているレトロ列車のチケットは月曜から金曜までは300ルーブル(およそ400円)、週末は500ルーブル(およそ675円)。リゾート地を訪れる人は、スキー場のチケットを割引価格で購入することができる。

 また特典として、ヤフロマに到着した利用客は、スキー場まで、レトロバスの「イカロス」に乗ることができる。

 レトロ列車のチケットはオンライン、またはサヴョーロフスカヤ鉄道駅で購入することができる。

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