今から紹介するルートは、クレムリン、ボリショイ劇場、ポクロンナヤの丘、その他多くの重要な名所を通るルートだ。おまけに、モスクワのほとんどの地上公共交通機関はバスレーンを使用しているため、交通渋滞で時間を無駄にすることはないのだ。そして、すべての名所を見てまわるために必要なのは、通常の(そして安い)公共交通機関のチケットだけだ。さあ、行こう!
鉄道のパヴェレツキー駅から地下鉄スモレンスカヤ駅までサドーヴォエ環状道路に沿って市内の中心部を巡るこの美しく古い(1912年頃からある)ルートをこの路線は通っている。途中で、モスクワ国際舞台芸術センター、タガンスカヤ広場、新旧のアルバート通りとゴーリキー公園の未来的な建造物を見ることができる。逆方向に行きたい場合は、バス系統Бк(Bk)に乗ればよい。バス系統Бк(Bk)は同じ路線だが、環状道路内を走行する。なぜБ(B)と呼ばれるのだろうか?それはこのサドーヴォエ環状道路がかつてБ(B)と呼ばれており(より内側を通るブリヴァリノエ環状道路はAという名で知られていた)、この路線にはまだ道路の古い名前が付けられているからだ。モスクワっ子はこの路線を「ブカシュカ(虫)」と呼ぶ。
所要時間:65分
モスクワの主要な「観光」路面電車は、チストプルドニー通りに沿ってパヴェレツキー駅、レニンスキー通りまでずっと続く。この39系統は、コテルニチェスカヤ通からダニロフ修道院、ドンスコイ修道院、スターリンの「七姉妹」の一つであるモスクワ大学へと向かう。12月の終わりには、輝くリースと付けられ、2両目に鹿の装飾が施されたクリスマス特別トラムも乗ることができる(これはジョークではない)。
市内中心部から遠くに行きたくない場合は、トラム系統A(チスティエ・プルディーカルジュスカヤ間)または系統3(チスティエ・プルディーカホフスカヤ間)を利用することもできる。これらすべての路線は、同じルートを通り、ダニロフスキー市場まで行くことができる。
所要時間:70分
上から街を見たい!そういう人にはモスクワ唯一のモノレールがぴったりだ。この短い路線では、VDNKh(ロシア・ビヨンド 全ロシア博覧センター)、宇宙飛行士博物館、オスタンキノテレビ塔、テレビスタジオを眺めることができる。
所要時間:20分
この路線は、もう一つの一度に多くの観光スポットを見るための快適で簡単な方法だ。路線はポクロンナヤの丘から始まり、広いクトゥゾフスキー通りに沿って移動し、ノヴォアルバツキー橋でモスクワ川を渡り、そのままノヴィアルバートへ行く。このバスは、アレクサンドル庭園、クレムリンの壁、ボリショイ劇場、ルビャンカ、キタイ・ゴロドを通過する。地下鉄タガンスカヤ駅で下車するか、さらにモスクワ郊外まで行くことができる。
所要時間:1時間27分
このトロリーバスの路線は、ロシアの不動産ファンのために特別に作られたかのようだ。ベラルースキー駅から出て、ペトロフスキー宮殿、ポクロフスコエ・ストレシュネヴォ地区、ストロガノフ家の屋敷を通る。おまけ:モスクワ初の(そして現在は閉鎖されている)飛行場も見ることが可能だ。
所要時間:1時間18分
夜更かししたい?それなら、午前1時から6時まで運行するこの深夜バスでモスクワ周辺の魅力的な旅行に出かけよう。特にこの楽しい時間には、魔法瓶に入った熱いお茶とサンドイッチを持っていこう。このバスは中心部からシェレメーチエヴォ空港まで行き、すべての主要観光スポットを通過する。モスクワには実際にいくつかの深夜バスの路線があり、それらはすべてキタイ・ゴロドから運行する。 N1系統は最も興味深い路線だ。クレムリンの壁、ボリショイ劇場を通過してトヴェルスカヤ通りをベラルースキー駅まで進み、ペトロフスキー宮殿とセヴェルニ・レチノイ・ポルト駅を通る。
所要時間:2時間
この路線はモスクワの古い住宅街を通る素敵な旅となる。地下鉄のリガ駅でこのバスに乗り、(1980年のオリンピックのために建てられた)オリンピックスタジアム、薬草園、(この国で主も重要な)ロシア国立図書館、ノヴィアルバート、ポクロンナヤの丘の景色を楽しもう。
所要時間:45分
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