入ったら迷ってしまいそうなロシアの洞窟10選(写真特集)

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 最長の水中洞窟でのスキューバダイビングや活火山の氷の洞窟の探検。遥か遠方のこれらの場所のいくつかは訪れる人を魅了してきた。一方で命知らずの冒険家にしか入り込めないような場所も数多い。

10.ダイバーたちの夢

 普通のダイビングには飽きたというあなた。ロシアのダイビング・ファン曰く、ロシアで最高のダイビングが楽しめる場所がウラルのオルダ村(ペルミ州)にある。オルディンスカヤ洞窟はロシアで最長の水中洞窟であり、世界最大の水中鍾乳洞である。深さはあまりない(わずか43メートル)が、範囲は4.5キロメートルにも及び、なんといまだ何百もの地下回廊が発見されていないという。この水中迷宮は、水温がとても低く、大体摂氏4℃から6℃しかない。しかし、冬季はそれでも外気よりも温かい。

9.パンドラの箱

 ハカス共和国のマーラヤ・シャーという小さな村の近くにあるこの洞窟は、地下通路が複雑に入り込んでいることから「パンドラの箱」という名前が付いた。一旦入ると戻り路を見失う可能性があるので、経験のあるガイドと訪れることをお勧めする。そこの小さな10メートルほどの洞穴では、人類の生活の跡が残され、いくつかの土器も見つかっている。1981年には洞窟学者のグループが11キロメートルに及ぶ洞窟を発見した。洞穴が連なり、何層にも回廊が続き、いくつもの湖がある。しかし出入り口はたった一つしかない。

8.百万年前の海底

 何百万年も前、この辺りはテチス海と呼ばれる海であった。しかし、地殻の大変動によって、この海底はカフカスの山々とヴォロンツォフスキエ洞窟に姿を変えた。この11キロメートルに及ぶ洞窟は、今やリゾート地として名高いソチの最も人気のあるランドマークの1つとなっている。4つの大きな洞窟には14か所の出入り口があり、互いにつながっている。ここで貝や海中生物の化石を見つけよう。

7.黒い悪魔の洞窟

 ハカス共和国(首都アバカンから180キロメートルに位置する)のカシクラクスカヤ洞窟は地元で知らない人はいない。彼らは招かれざる客がこの不吉な場所を訪れると、「呪い」によって気が狂うと信じている。ソ連時代にはこの黒悪魔の存在を信じない冒険好きが自分の運を信じてこの洞窟に挑戦したのだが・・・。言い伝えによると、1960年に20人の学生のグループが洞窟に入り、戻って来れたのは女子2人だけだった(この2人も結局精神病院に入ることになった)。6ヶ月後、30人のより装備を整えたグループが洞窟に入った。そして全員が断言して言うには、何か訳の分からないものがいて、それに頭を狂わされた。そこで、なにが起こったのかは誰にもわからないのだが、おそらく、究極の状況に置かれたこと、あるいは自分がどこにいるか分からなくなり、水中で閉所恐怖症に襲われた結果ではないかと考えられている。しかし人々が狂ってしまったという事実は、事実として残されている。

6.「死火山」の噴火口

 「プロヴァル(くぼみ)」と呼ばれている、ピャチゴルスクにある洞窟が発見されたのは18世紀のことである。ロシアの作家、ミハイル・レールモントフも自身の小説の中で、休暇中の行先の1つとして、夕方にこの噴火口まで散歩したと描写している。「地元の科学者によると、これはまさに死火山の噴火口である」と、彼は「王女メアリ」の中で書いている。洞窟内部は、青緑色した熱水湖があり、魔法のような治癒効果があると信じられている。

5.火山性氷穴

 カムチャツカ半島で最も驚異的なものの1つが今も活動しているムトノフスキー火山(ペトロパヴロフスク・カムチャツキーから80キロメートル)にある氷穴である。火山が噴火した後、そこにあった洞窟に雪解け水がたまり、そしてそれがいろいろな色に氷結したのだ。きわめて幻想的である。

4.バルログの喉

 ロシアで最も深い洞窟(およそ900メートル)は、ロード・オブ・ザ・リングのキャラクターに因んでこの名がついた。1994年に、洞窟探検家がこの細い縦穴を下っている時、この魅力的な怪物、バルログの喉の中を通っているように感じられたのだという。この洞窟は、カラチャイ・チェルケス共和国にある。

3.未知の原始人の故郷

 何千年もの間、アルタイ地方(ビイスクから250キロメートル)にあるデニソワ洞窟は古代人の避難場所であった。ここで発掘された遺物で最も知られているものの1つが、およそ5万年前のホモサピエンス以前にここで生きていた未知の原始人の化石である。デニソワ人と名付けられたこの原始人はネアンデルタール人の近縁であった。ここで祖先の足どりを辿ってみるのはどうだろう。洞窟は観光名所となっており、ここに行くのに特別な装備はなにもいらない。

2.長い洞窟を歩く

 イルクーツク州にある、ボトフスカヤ洞窟は長さが62キロメートルあり、ロシア最長の洞窟である。この洞窟はある偶然から見つかった。漁師がクマの足跡を追っているとこの洞窟の入り口を見つけたのだ。洞窟の内部は、多くの複雑に入り込んだ通路と回廊があり熟練したものしか入ることは出来ない。

1.永遠の冬の王国

 巨大なつらら状の石(鍾乳石)が頭上に下がり、永久に融けない氷の塊が足元を埋め尽くし、底なしの地中湖がいくつもある。ウラルのこれらの氷の宝物は、クングル氷穴で見られる。ここはおそらくウラル地方で最も人気の高い観光地で、ロシア最古の地下アトラクションである。すでに18世紀から知られており、夏でも融けることのない氷の美は多くの観光客を魅きつけてきた。

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