この冬モスクワでやるべき7つのマジカルなこと

Legion Media
 モスクワは、12月の初め頃になったある時、一夜にして雪に覆われた楽園に変わる。そうなると、ブランケットにくるまって家の中にとどまりたくなるものだが、こんな冬の楽しみがあると家から飛び出したくなるはずだ。

1.スケート靴を履く

モスクワ、ゴーリキー公園のリンクの開場の時。

 老いも若きも、活動派も室内派も関係ない。アイススケートはモスクワっ子なら誰もが親しむ典型的な冬の遊びである。だから、ロシア人はみんなスケートが上手い。しかしビギナーだからといって怖気づくことはない。公共のスケート場は、スポ根ドラマ的な厳しさはなく、キリっとした冬の朝に優しく包み込んでくれるようなところで、明るく、親しみやすい場所である。

 さらにモスクワには驚くことに、通年営業のアイススケートリンクが45か所もある。ゴーリキー公園のリンクは必見の価値ありで、スケートの後に散歩したり、コーヒーを飲んだり、芸術鑑賞もできる。全ロシア博覧センターのリンクも覗いてみるべきだ。周りを取り囲んでいる公園の荘厳なライトアップ、噴水、ソ連時代の遺構が素晴らしい。もっと屋外のアイスアリーナを探しているのなら、ソコーリニキ公園に行こう。とてもなく大きい5400平米のスケートリンクがある。

2.冬の憂鬱さを汗と一緒に洗い流す

 ロシアのサウナほどリラックスできる雰囲気の場所を見つけることなどまずできないだろう。この伝統的な場所は、体だけでなく心まで熱くしてくれる。確かに、半分酒に酔いながら、薪で焚かれたサウナに入って、白樺の枝で打たれるのは、誰もが楽しめることではないかもしれないが、信じて試してみなければ、ユニークな方法でのデトックスのチャンスを逃してしまう。

 サンドゥノフスキー・サウナに是非行ってみてほしい。ここは、豪華な柱とモザイクに飾られ、熱く火照った体を冷やすことができるおしゃれなプールがあって、驚くほどリラックスできるところである。ハッピー・サウナをどうぞ。

3.人生を明るく照らす

 心を奪われるほど美しいモスクワ中心部のライトアップは、この町の人々の楽しみだけでなく、これを見るために首都を訪れる人たちをも魅了する。新年に先だち、赤の広場、劇場前広場、ニコリスカヤ通り、プーシキン広場、トヴェルスカヤ通りのあたりは、ネオンの洪水と化す。

 このライトアップは、モスクワ市委員会にとっては、毎年ランプを交換しなくてはならなく、多くの費用がかかるのだが、見物人や観光客が喜んでくれることから、その価値があると考えられている。もしこのライトアップを見て感動しないようなら、何を見てもダメだろう。

 4.アイスホッケーの試合で大声を出す

 ロシア人が特に熱狂的になるスポーツと言えば、アイスホッケーである。一度行ってその激しいスポーツ魂、頻繁に行われるリンク上での殴り合い、自分自身も含む騒々しい観客を体験すると、この盛り上がりがどんなものかが分かるだろう。サッカーの試合と対照的なのは、サッカーは何か目新しいものという雰囲気があるのに対し、ロシアはアイスホッケーでは世界的なプレーヤーを輩出しており、その質の高さが明らかな点である。

 アイスホッケーの試合を見るのなら、12,100席を擁するVTBアイスパレスが最高だ。CSKAアイスホッケーチームのホームである。

5.過去に逆戻りしてみる

凍った池の上で子供を乗せたそりを引っ張っている女性。

 ロシア正教のクリスマスの雰囲気を少しでも見ればロシア帝政時代に戻ったようだ。絵画に出てきそうな、雪を被ったノヴォデヴィチ修道院は500年もの歴史を持つ宗教の天界である。女性貴族の要塞として作られたここは、美しい川岸との見事なアンサンブルで、今では平和な修道院として使われ、4つの素晴らしい寺院、クレムリンのような城壁、見事なイコンのコレクションを誇っている。この修道院は、周囲のにぎやかな近代的な日常から離れた飛び地のように、昔ながらの神聖さ、静穏さを保っているのが独特である。

6.雪の中を転げまわる

再建された18世紀の宮殿。ツァリツィノ公園にて。

 時々、町にいながらにして、特に歩き回ったりすることなく、家にいるかのようにくつろぐことができることがある。実際、モスクワの堂々たる公園の一つをぶらぶらするほど、モスクワの冬の楽しみを実際体験できることはない。そこでは、冬の間中、果てしない雪の丘が続いているのだ。

 モスクワっ子や観光客が好んで出かけるのは、自然が皇帝の華やかさと穏やかに共存している雄大なツァリツィノ公園である。より大きいところがコローメンスコエ公園だ。ここはより時間をかけて散策するのに向いており、中世の木造建築物や、果てしなくつづく森林、絵葉書に出てきそうな川の風景が素晴らしい。

 一方、踏み固められた道をはずれて、自然のままの冬の雪を見たいのなら、モスクワ市から出て郊外の森に出かけよう。例えば、イズマイロフスキー公園、チミリャーゼフスキー公園、またはロシーヌィ・オストロフ(エルク・アイランド)がある(いずれも地下鉄で行ける)。

7.町のクリスマス・マーケットに出かけてお祭り気分を味わう

 ホット・ワインをちびちび飲み、明るい照明に身を浸し、プーチン大統領の顔が描かれたマトリョーシカ人形の値段交渉をする。モスクワのクリスマス・マーケットは観光客なら誰でも行くところで、最も人気なのは、赤の広場のクレムリンへの上り口にあるところだ。実際、街の真ん中にあるこれらの趣きのある露店は、聖ワシリー大聖堂やライトアップされたグム百貨店を背景にしていて胸が高鳴る。街中には他にも素敵なマーケットがあり、ゴーリキー公園には、照明に飾られた各国料理の露店があり、またイズマイロヴォのクレムリンは、ウォッカ、陶器、サモワールにいたるまでキッチュなお土産であふれている。

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