3月1日、サンクトべテルブルク地下鉄はインスタグラム上で、地下で繰り広げられる芸術活動の様子の写真をアップした。写真や動画に加えて、地元っ子が経験した逸話も紹介される。有名な音楽家、俳優、作家、芸術家、スポーツ選手たちが参加しているこのプロジェクト。どうぞゆっくり座って、世界最深部の美をお楽しみいただこう。
ロシアバレエは力強さと優雅さと正確な動き、それに速さと美を兼ね備えている。キーロフスキー・ザヴォード(キーロフ工場)駅の壮大な大理石柱の間にいるバレリーナ、あなたはお気に召すだろうか?
サンクトペテルブルクのファッションブロガー、ヤーナ・ポサヅカヤさんは、地下鉄の中でチェーホフを読むのがお気に入り。今、彼女が読んでいるのは「犬を連れた奥さん」。
ブカレスト駅で目にすることができる素晴らしいトリオ。しばしば駅の構内でコンサートを開いている。この駅はサンクトべテルブルクでもっとも美しいもののひとつで、その壁には小さなモザイクで作られた鳥を見つけることができる。鳥は愛と思いやりの象徴である。
バルチースカヤ駅。その名前は近くの鉄道駅に由来する。ホールはフョードル・ウシャコフ提督やミハイル・ラザレフ提督、パヴェル・ナヒモフ提督の肖像で飾られている。壁と柱はバルト海を思い起こさせるグレーと青の大理石で作られている。
旅行ブロガーであるヴァレリヤ・ソコロワさんは交通機関について取り上げた中で、サンクトペテルブルク地下鉄が世界でもっとも美しく、中でもマヤコフスカヤ駅が一番お気に入りだと綴っている。
サンクトペテルブルク地下鉄駅は真の芸術作品である。ナルフスカヤ駅に行けば、そのことは一目瞭然だ。
サンクトベテルブルクの有名な芸術家、ヴァレリウスは赤毛の少女を見るや恋に落ちた。彼らはそれからもう会うことはなかったが、彼は多くの作品を彼女に捧げた。結局、2人は二度と会えなかったが、これ以上ロマンチックなことがあるだろうか?そして美しい肖像画だけが残されたのである。
The House of Bonchincheというバンドはどこででも踊り出す。インスピレーションがあれば地下鉄の中でも踊る。地下鉄に乗っているときに彼らが踊り出しても驚かないで。
ミハイロフスキー劇場のソロダンサーたちがアヴォトヴォ駅で楽しんでいる。この駅の飾りつけはレニングラード攻防戦をテーマにしたものである。
*「ロシアでもっとも美しい駅はどの駅?」 地元っ子に聞いた答えはこちらでどうぞ。