モスクワの絶景が楽しめる5つのレストラン

Sixty
 モスクワにはカリスマシェフの名前だけでなく、全世界—少なくともロシアの首都—があなたの足元に広がっているような気持ちにさせてくれることで人々を誘うレストランがある。至福の気分を味わわせてくれるような、息を飲む眺望を楽しめるモスクワのレストラン5軒を紹介する。

Sixty

 レストランSixtyはモスクワでもっとも高いビルの一つであるフェデレーション・タワーの62階に位置している。地上225メートルの高さは冗談では済まされない。日中はここからもう少しで雲に手が届き、夜には星とモスクワ市の摩天楼のライトを数えることができる。

 レストランに入るとすぐに、巨大で広々とした窓と白樺の木々(残念ながら本物ではない)に目が行くだろう。もしこの窓だけのためにレストランを訪れるのを躊躇う人がいるなら、天才的なフレンチシェフ、レジス・トリゲルの名前を告げれば、説得するのに十分だろう。

 レストランを訪れた客の一人アレクサンドルさんは次のように印象を語る。「ポイントは窓が開けられたとき。人々は席を立って、開かれた窓のそばに行き、外気に触れながらモスクワを堪能できるのです。実際、レストランの空気を入れ替えるためにこのようなショーが行われるのですが、それはとても素晴らしい。おそらくこのような高層階の窓が全面的に開放されるのはモスクワでもここだけでしょう」。

 窓際の席を確保するには事前に予約することを忘れずに。

住所:International Business Center, Federation Tower, 60th floor,  Presnenskaya emb., 12

 

White Rabbit

 White Rabbitは世界のレストランベスト50の23位にランクインしている。その事実自体すでに十分に印象深いが、レストランからの眺めは圧巻だ。White Rabbitはスモレンスキー・パサージュの16階に作られたガラスのドームのすぐ下にある。夜には素晴らしい街の景色が保証されているが、窓際のテーブルを確保するには事前に予約することを忘れずに。

 White Rabbitのシェフ、ウラジーミル・ムーヒンは地元の食材を使って、最新のトレンドを取り入れたメニューを作る。客たちはたいていムーヒンやその他のシェフたちが夜にスペシャルメニューをオファーする「シェフのテーブル」を楽しむ。ちょっと珍しい組み合わせの料理—たとえば鯉入りのボルシチあるいは伝統的な黒パンで作ったアイスクリーム—を試してみたいという人にはオススメの店だ。

住所:3 Smolenskaya square, 16th floor

 

Karlsson

 Karlssonはクレムリンとモスクワの歴史的中心地の信じがたい景色で人々を驚かせてくれる。レストランはテラスが開いている夏のシーズンがとくに心地よい。レストランのブランドシェフ、イタリア出身のカルロ・グレクが地中海料理を提供している。タラバガニのリゾットとアヴォカドのムースをぜひ試してみてほしい。

住所:Ovchinnikovskaya Embankment, 20/1, BC "Central City Tower"

 

Buono

 レストランBuonoはモスクワで有名なスターリン様式の7つの高層ビルの一つである改装されたウクライナホテル、現在のラディソンロイヤルホテルの29階、30階にある。ほとんどのテーブルがテラスを囲む巨大な窓に沿って並んでいて、息を飲むような街の絶景を楽しむことができる。もう一つ、客たちの注目を集めるのが木製のピザ窯である。もう想像がつくかもしれないが、Buonoのシェフ、クリスチャン・ロレンツィーニはクラシカルなイタリア料理を得意としている。フレッシュなほうれん草とグリーンアスパラガス、アミガサタケを添えた帆立のトリュフソースがけは試してみる価値のある一品だ。

 同じ建物にもう一つ足を運びたくなるようなレストランがある。31階にあるもっと強烈なメルセデスバーである。このバーでクリスチャン・ロレンツィーニはもっとも人気のある西欧料理をベースにした料理を提供している。

住所:2/1 Kutuzovsky Ave., Bld. 1, Hotel Radisson Royal

 

レストラン第7天国 

 このレストランはオスタンキノテレビ塔の中、地上およそ330メートルに位置する。1967年にオープンしたが、2000年に火災に伴う改装工事のため閉店。そして2016年になってようやく再開した。レストランはビルの3階分を占めている。レストランに入るには、展望台までのチケットを購入し、ビストロ、カフェ、レストランのどこで食事をするのかを選択しなければならない。テーブルの床は40分で1回転し、そこからモスクワの全景を楽しむことができる。またメニュー、料金、内装などにより幅広い料理のオプションがある。シェフのアンドレイ・グルコは絶景のみならず、印象に残るグルメの旅を保証してくれることだろう。

住所:Ul. Academician Korolev, 15, building 2.

もっと読む:

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる