Moscow, Russia. This composite photo shows the Moscow International Business Center from the Moskva River's Taras Shevchenko Embankment. 29.05.2017
Vladimir Sergeev/RIA Novostiロシア通信/ウラジーミル・セルゲエフ撮影
「雀が丘」よりもロシアの首都を見渡せる場所がある。それは「モスクワ・シティ」のインペリア・タワーとOKOの展望台。チケットは大人700~1000ルーブル(約1300~1900円)、小人400~500ルーブル(約750~950円)。
インペリア・タワーの屋内展望台は58階にある。エレベーターは秒速7メートルで上昇するため、1分弱で到着する。ここからは、モスクワのパノラマが広がる。高いところでのロマンチックなデートのために、ここを予約することも可能。
OKOは高さ354㍍のヨーロッパで最も高い住居ビル。87階に展望台がある。ここにはヘリコプター離着陸パッドもある。一部の鳥の目線よりも高くなる。
「シックスティ」レストラン
モスクワ・シティにいるのは事務員ばかりではない。インペリア・タワー43階の「オリヴィウム」美食クラブでは、ロシアや外国のシェフによる料理教室が行われている。世界中の高級ワインを試飲できる特典つき。料理に興味のない人は、おいしい朝食やビジネスランチを食べることもできる(午前10時~午後4時)。
フェデレーション・タワー62階にある「シックスティ」レストランは、おいしい料理だけでなく、見事な眺望で有名である。メニューは、レジス・トリジェル料理長とそのチームによる地中海料理。トリジェル料理長はフランスやスイスの高級レストランで働いてきた。
フェデレーション・タワーの29階にある「アンティ・シネマ」
このような最新型のビルには、従来型の映画館はない。フェデレーション・タワーの29階には、昔の白黒映画から現代のSFまで、好きな映画を選ぶことのできる映画館がある。収容人数は2~10人で、最長8時間(午前0時~午前8時)の事前予約が可能。紅茶、ポップコーン、快適さが保証されている。
ヨーロッパで最も高い場所にあるフィットネス・クラブ「ネボ」には、プールやスパなどの設備がある。雲の中で体を磨くことができる。ここにはモスクワ市有数のトレーナーやコーチがいる。雨や曇りの日には、人工の日光浴ができる。
「マステルスラヴリ」
子ども連れでモスクワ・シティに来る場合は、「マステルスラヴリ」に預けることができる。子どもはただ遊ぶだけでなく、教育も受ける。場所は地下鉄ヴィスタヴォチナヤ駅とバグラチオン橋の間。ここは警察署、裁判所、税関、銀行、劇場、現代美術館などのある、ロシアの街のモデル。70ほどの教室があり、自由に選ぶことができる。チケット1枚で、4時間のレッスンを受けることができる。
モスクワ・シティで暮らし、仕事をしていたある女性は、半年間ここの敷地からでなかった。一度だけ、駅で友人に会うために外にでた。唯一の不満は、良い靴を売ってる店がないということであった。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。