ロシア旅行のネット・携帯通信Q&A

画像:アリョーナ・レプキナ
 現代の旅行者が一番困るのは、ホテルの所在地を検索できない、電子メールで航空便の番号を見つけられない、街の地図を閲覧できない、通話ができない、などの状態におちいること。

1.     ロシアの通信事情はどう?

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 世界有数の安さと質の高さを誇るロシアのモバイル通信サービス。ネットワークの質もとても高い。ロシアの携帯通信会社「メガフォン(Megafon)」のオリガ・クジチェワ広報担当は、このように話す。旅行者はどこの携帯ショップでも、パスポートを提示するだけで簡単にSIMカードを入手できるという。

 一番簡単に安く通信を維持する手段は、現地のSIMカードを買うこと。ロシアでは、ヨーロッパの「テレツー(Tele2)」、ロシアの「メガフォン」、「MTS」、「ビーライン(Beeline)」の4社の携帯通信会社が活動している。

 「駅の周辺でSIMカードをすすめている人から買ったり、無料でもらったりしてはダメ。詐欺師だから」と、テレツー戦略通信部のコンスタンチン・プロクシン部長は注意喚起する。携帯通信会社の店舗や、「エヴロセチ(Evroset’)」または「スヴャズノイ(Svyaznoi)」といった大手小売チェーンで、SIMカードを買おう。

2.     携帯通信料はいくらぐらい?

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 携帯ショップでモバイル・インターネットのパッケージ料金を知ることができる。交流サイト(SNS)の使用を主としたパッケージ、たくさんの写真や動画を使う無制限インターネットのパッケージなどがある。ロシアのどの携帯通信会社にも、いくつかの提案料金がある。このようなプランの料金は1ヶ月で200~600ルーブル(約395~1184円)ほど。

 通話料は携帯通信会社によって異なるが、ロシア国内に電話をかけるのであれば、安い。国際電話なら、通話アプリの「ワッツアップ(WhatsUp)」、「スカイプ(Skype)」などを使う方がいいだろう。

 「2017年FIFAコンフェデレーションズカップ」を観にロシアに来る人のために、メガフォンは特別な料金プラン#helloを用意していると、クジチェワ広報担当。6ギガバイトのモバイル・データ、30分の無料通話、30件の自国への無料SMS(ショート・メッセージ・サービス)からなるプランで、700ルーブル(約1380円)。

3.     現地の携帯通信会社に接続しないとどうなる?

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 特に問題はない。電話が自動的に現地のどこかの携帯通信会社に接続する可能性が高い。

 「テレツーはほぼすべての国の大手携帯通信会社と提携している。空白領域はほぼない。これは双方向ローミング。当社の加入者は旅行先で、複数の携帯通信会社のネットワークに登録できる」とプロクシン部長。

 ロシアに3日以上滞在する、または滞在スケジュールがぎっしりの場合、1000円ちょっとを払って現地のSIMカードを入手すれば、無駄な出費をしなくて済む。たとえば、ビーラインには、通話、SMS、インターネットをセットにしたパッケージ「フショ(Vse)」がある。料金はパッケージの中身によって変わる。ビーラインのディアナ・エフスチグネエワ営業担当がこのように話した。

4.     無料Wi-Fiはある?

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 あちこちにあり、かなり速い。カフェやレストランだけでなく、空港、駅、地下鉄車両、列車、空港行きエクスプレス、バスといった公共の場にも無料Wi-Fiがある。場合によっては、Wi-Fiのアクセス・コードを取得するために、自分の携帯の番号を登録、提示しなければいけない。

 モスクワの中心部の通りの多くで、無料インターネットを使える。これはモスクワ行政府の「街のWi-Fi」プロジェクトによるもの。行政府は旅行者などのために、無料のWi-Fiにアクセスできる拠点をマップで示している。1000ヶ所ほどある。

5.     緊急時の電話は?

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 112番は、統一救助局(消防、救急、警察など)の番号。

 電話をかけると数秒以内に応答があるが、ロシアの携帯通信会社のSIMカードからかける必要がある。また、具体的な要請がある場合は、特定の局に電話することもできる。

 101番は、火災、非常事態

 102番は、警察

 103番は、救急

 104番は、ガス供給網の事故

6.     端末の充電はどこで?

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 節電するために電源を切ったり、機内モードにしたり、節電モードにしたりすることもできるが、携帯充電器やチャージャを持参するのが一番だ。ロシアでは、商業施設や空港の多くに、スマートフォンや電子端末のさまざまな差込口に対応した無料充電拠点がある。

 スマートフォンやパソコンをカフェで充電することも可能。モスクワおよびサンクトペテルブルクの飲食店や大都市のカフェといった、仕事で使う人の多い店には、テーブルの脇にコンセントが備えられている。コンセントがない場合、カフェやバーの店員に聞くと、対応してもらえることも多い。