ウラジーミル・プーチン大統領=
Kremlin.ruオスカー俳優のレオナルド・ディカプリオは、バイカル湖の3Dドキュメンタリー映画「世界の中心」の英語のナレーションを行う。「ロシスカヤ・ガゼタ(ロシア新聞)」がこれを伝えている。この映画で、ディカプリオの”ライバル”となるのは、ウラジーミル・プーチン大統領かもしれない。映画配給会社グループ「リュクソル」および映画制作会社「ノヴォエ・ヴレミャ」の所有者イーゴリ・ドブロヴォリスキー氏が、プーチン大統領に打診していることを明らかにした。
ドブロヴォリスキー氏が発表を行った場所は、ロシア連邦文化省主催のドキュメンタリー映画に対する国家助成のピッチング・セッション。プーチン大統領からはまだ回答を受け取っていないものの、承諾への期待を高める。
ロシア新聞によると、映画「世界の中心」は中国、アメリカ、フランス、ロシアの映画制作会社が参加する国際プロジェクトで、監督はロシアのスヴェトラーナ・ロジナザヤルスカヤ。
一次予算は7000万ルーブル(約1億1000万円)ほどで、うち3300万ルーブル(約5200万円)がすでに寄付されている。寄付した人物は不明。
ディカプリオは近年、環境指向のプロジェクトに関わっており、この映画もその一つとなりそうだ。自身の環境保護財団「レオナルド・ディカプリオ財団」が環境保護運動と気候変動への取り組みに1560万ドル(約15億8000万円)を配分すると、7月に発表している。
プーチン大統領も自然保護の活動に幾度となく参加している。よく知られているのは、レッドブックに記載されている絶滅危惧種ソデグロヅルの救出の取り組み。自らデルタプレーンを操縦し、ソデグロヅルに越冬の渡りルートを示しながら、群れを誘導した。
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