ハリウッド映画で日常的に目にする銃撃戦。プロの射撃手や軍人の監修を受けている場合もあれば、映画監督の想像の産物に過ぎない場合もある。
我々は特殊部隊の教官に、映画で目にする銃に関する神話が本当か嘘か尋ねた。以下がその答えだ。
嘘。
銃声は少し弱まるかもしれないが、枕ではどうにもならない。グラスウールを撃ち抜くのと同じだ。家庭用品でサイレンサーの代わりになるものはない。
銃声を消す際の鍵は弾薬そのものにある。耳に聞こえる発砲音は、弾丸が音速を超えて秒速333㍍以上の速度に達することで生まれている。
亜音速弾の発砲音を消すことはできるが、標準的な拳銃弾は何を使っても消音できない。
本当でもあり嘘でもある。
我々はいくつかの地域でこうしたテストを行った。5.45×39 mm弾を使うAK-74で試した。弾が止まった木もあれば、貫通した木もあった。
すべては木の粘度と密度次第だ。
白樺では身を守れないが、樫なら大丈夫だろう。
嘘。
標的に向けて撃っても、どこに弾が飛ぶかは予測できない。左右それぞれの手に別々のマシンガンを持って周囲の50人を倒すシュワルツェネッガーやスタローンの映画は忘れた方が良い。現実にはあり得ない。
両手に拳銃を持って撃つのはエレベーターなどの狭い空間では有効な場合がある。それ以外の状況では、世界有数の射撃手でもせいぜい15㍍以内の相手しか仕留められないだろう。
両手で1丁の拳銃を構えて撃つ方が効果的かつ正確で、しかもずっと速い。30㍍離れた標的でも仕留められる。
本当。
すべては岩に当たる際の入射角次第だ。
この際、弾薬は関係ない。徹甲弾だろうが鋼鉄のコアを持つ標準的な軍用の弾だろうが同じだ。
すべて跳弾を起こすだろう。
本当。
AK-47は徹甲弾を使えば鉄道のレールを撃ち抜くことができる。
標準的な弾薬では、正しい角度で着弾すればレールに凹みができるだろう。それ以外の場合は跳弾を起こす。
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