ロシアが初のドローン軍団を作る

Vitaly V. Kuzmin/vitalykuzmin.net
 これは10機の小型無人機から成る軍団で、ミサイルと爆弾を搭載した大型の無人攻撃機が先導する。

 ロシアの「クロンシュタット」社が最新の製品、無人機「グロム」(「雷」の意)を2021年3月中旬に公開した。これはロシア初の、10機の小型無人機「モルニヤ」(「稲妻」の意)から成るドローン軍団を率いる無人機だ。

 「これらの無人機は使い回せるタイプだ。それぞれの人工知能が任務中常に通信し合い、『グロム』は作戦時の『思考中枢』として機能する」とロシアの軍事評論家ドミトリー・サフォノフ氏は言う。

無人機「グロム」

 作戦中、無人機軍団の各構成機に任務を割り当てることができる。無人機は指揮権を他機に渡したり、戦闘作戦中に役割を交替したりすることもできる。

搭載兵器と戦闘能力

 「大型のもの[『グロム』]は最新の第5世代戦闘機Su-57用に作られたX-38空対地ミサイルを使用できる」とサフォノフ氏は言う。

 クロンシュタット社によれば、「グロム」には翼下と胴体内にパイロンが4つある。

 公式の情報によると、最大離陸重量は7トンで、最大積載量は1.3トン、航続距離は800キロメートルだ。 

 「グロム」は幅広い兵器を使用することができる。例えば、「製品85」と呼ばれる新しい誘導ミサイルや、誘導爆弾KAB-250、KAB-500などだ。

 「小型無人機『モルニヤ』は地上の静止目標・移動目標を高精度で仕留められるようできており、空中の状況を複雑にするために囮として使うこともできる。敵の防空網をかいくぐり、突破部隊を結成して瞬時に発見した防空施設を素早く破壊できる。有人機と連携して任務を行う際には電子戦も展開する」とサフォノフ氏は解説する。

 同氏によれば、ロシアは無人機の分野で中国や米国に追いつこうと奮闘しているという。

 「米国はすでに無人機軍団の実地試験を済ませているが、我々はこの分野で最初の技術的な基礎を作っているにすぎない。我々はこの開発競争で後れを取っていることを理解しており、そのためロシアの技師らはまず、実戦で敵の無人機を迎え撃って無力化する手段を多く開発してきた」とサフォノフ氏は補足する。

 その手段とは、小型の電磁銃、大型の電子戦装置などだ。

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