100年前の東京(1913~1915)の生々しい動画が、ブロガーのデニス・シリャエフさんにより公開された。このドキュメンタリーは、人工知能技術を駆使して復元、彩色された。
「膨大なデータをインプットされたニューラルネットワークが、さまざまなモノや人物、さらには、各コマの間の動きを補い、色付けも行う。ニューラルネットワークは、それぞれのモノの『色合い』をおおよそ知っており、その色を推測しようとする。今のところ、推測の精度は『まあまあ』というところだが、時とともに、すべて良くなっていくだろう」。デニスさんはロシア・ビヨンドにこう語った。
デニスさんの説明によれば、約10のニューラルネットワークが動画作成に関わっているという。
こうして蘇った東京のアーカイブ映像には、着物、袴姿の人々が映っている。帽子をかぶり洋服を着た人もいるし、屋台で風鈴を売っている人もいる。制服姿の男子生徒や、人力車、さらに浅草界隈と浅草寺、子供の遊び場なども見える。
デニスさんのチャンネルにはすでに、こうした手法によるニューヨーク、パリ、モスクワの動画がある。彼によると、こういう動画の制作には約2週間かかるという。
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