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テック
アベル・バンニック
 数百の戦車、ジェット機、ロケットを含む54平方キロメートルを超える軍事用ハードウェア。とても大きく、内部に交通機関やミニ国会議事堂すらあるこのロシア軍の公式テーマパークは必見だ。

 パトリオット・パーク(ロシア語ではパルク・パトリオット)は、ロシア軍の技術と装備に特化したテーマパークだ。復元された第二次世界大戦時代の戦車から最新の最高級兵器まで、無数の軍用ハードウェアが公開されている。軍事技術とハードウェアのファンなら誰でも訪れる価値がある。

 博物館には、シミュレータ、コックピットの中に入ったり、戦車に載ったり、さらには象徴的なカラシニコフのアサルトライフルで射撃スキルを証明できる(ロシア国民のみ)など、多くのアクティビティがある。

 建設は2014年に開始され、現在も真っ盛りだ。ロシア軍の巨大な大聖堂とともに、いくつかのパビリオンがまだ計画されています。このテーマパークでは、毎年開催される陸軍博覧会も開催している。これは、ロシアの武器メーカーが潜在的なバイヤー向けに作った最新の最先端技術を紹介する軍事技術ショーだ。 

 テーマパークは完全には完成していないが、この巨大な複合施設を訪れることは間違いなく価値がある。軍事技術が好みに合わない場合でも、せわしないモスクワ都心部から郊外の広大な田舎への脱出は間違いなく良いことだろう。

 チケットの価格は、子供が250ルーブル(約450円)、大人が500ルーブル(約890円)だ。

パトリオット・パークを訪れるには

 モスクワから行く最も簡単な方法は自動車だ。このテーマパークはM-1(ミンスク高速道路)沿いに位置している。高速道路の出口には、55 kmの道路標識が付いている(ロシア語のみ)。

 このパークには、通常の駐車スペースと(入口近くの)VIPスペースがある。駐車料金は1日あたり200ルーブル(約350円)だ。

 テーマパークは非常に大きく、複数の施設に広がっている。シャトルバスを利用すると、ある場所から別の場所に簡単に移動できる。バスは博物館サイト番号2(クビンカ)で停車する。ここは、世界最大の戦車博物館であり、第二次世界大戦と冷戦時代の車両数百点が展示されているなど膨大なコレクションを誇っている。元気があれば、レンタル自転車で広大なエリアを移動できる。イベントがない日には、公園内を自家用車で移動できる。

 

公共交通機関で行くには 

 公共交通機関を使ってパトリオット・パークに行くのは難しいが、可能ではある。最良の方法は、モスクワから郊外電車に乗って近くの町であるゴリツィノまで行くことだ。モスクワのベラルースキー駅から出発するいくつかの列車は、ゴリツィノに停車する(時刻表はこちら)。英語の券売機を使用するか、チケットブース内の従業員に尋ねるとよい。

 ゴリツィノに到着すると、パトリオット・パークに行くバスに乗ろう。バスはショッピングセンター「プロスペクト」の隣のタクシー乗り場に止まっている。電車を降りたら、モスクワ方向(乗ってきた電車の方向とは反対)に階段を上って右に曲がります。左側の階段を下り、100メートル(通りの終わりまで)歩いてから、右折する。もう100メートル進むと、タクシー乗り場に到着する。フロントガラスの下の紙に「ПаркПатриот」の文字が書かれたシャトルバスを探そう。 70ルーブル(約120円)で、ドライバーは入口まで連れて行ってくれる。

 1時間に一本しかなく、ゴリツィノ駅から30分かかる。駅に戻るバスは同じ場所から出発するので、バスを降りた場所を覚えておこう。

 外とパーク内部の両方の交通機関の最新の時刻表は、公園内のインフォメーションデスクで確認するか、公式ウェブサイトのサポートチャットで聞くことができる。

 プロのヒント:博物館は信じられないほど大きい。一度に全てを見るのは難しいため、必ず早朝に訪れよう。

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