日本がサンクトペテルブルクのロボットを50万ユーロで購入

Artem Geodakyan/TASS
 このサンクトペテルブルクの企業は、日本政府から共同企業の創設という提案も受けている。

 サンクトペテルブルクのロボット開発メーカー、「ロッボ」(Robbo)社が、日本支社「ロッボ・ジャパン」(Robbo Japan)の登録に向けて準備を進めている。同社はすでに、自社製品を日本企業に総額50万ユーロ(350万円)以上で供給する予備契約を結んだ。コムニュース(ComNews)が伝えた。

 日本企業との予備契約は、千葉県で開催されたテクノロジー分野の展示会「CEATEC-2019」で結ばれた。学校で革新的なエンジニアリング授業を開講するための総合的ソリューション「ロッボ・クラス」(Robbo Class)の販売と、ロボット工学サークル「ロッボ・クラブ」(Robbo Club)のフランチャイズ獲得が契約の主眼だ。「ロッボ・クラス」の価格は、席数や設備一式の内容、講師支援のレベルに応じて異なるが、その幅は10万ルーブル(約17万円)から200万ルーブル(約340万円)だという。ロボット工学サークル「ロッボ・クラブ」開設のフランチャイズに必要な投資総額は70万(約119万円)ルーブルから150万ルーブル(約255万円)だ。

 国際ロボット連盟(IFR)のデータによれば、ロシアはロボット生産大国の一つには数えられていない。連盟のデータによれば、プロフェッショナル・サービスロボットの主要生産国は、米国(214社)、日本(41社)、中国(38社)、西欧諸国(約200社)だ。それでも、市場のプレーヤーらによれば、ロシアのいくつかの工場の製品は非常に需要が高く、外国でも活発に売られている。

 「日本には我々のソリューションの類似製品があるにもかかわらず、日本側は我々の製品に実際に興味を示した。彼らは我々の製品の質の高さ、教育プログラムの深さを認めた。日本語で指導できるという点が気に入ったようだった」とロッボ社の創設者、パーヴェル・フロロフ氏は日本でこの製品が人気を得た理由を解説する。今年日本では教育改革が計画されており、小学校でのプログラミング授業の導入が検討されている、と同氏は現地企業の代表者らから聞いた話として述べ、こう締めくくる。「この面で彼らは我々の提案に興味を持っているのだ。」

 「プロモボット」(Promobot)社(サービスロボットのメーカー)のオレグ・キヴォクルツェフ開発部長は、ロシア製品への関心は大きいと確言する。同社は世界35ヶ国に製品を供給し、輸出の割合を2017年の40パーセントから2018年の65パーセントに伸ばした。オレグ・キヴォクルツェフ氏の考えでは、ロシアのロボットの魅力は、手頃な値段と多言語対応能力、それぞれのロボットに個別にアプローチできることによるオプションの幅広さだという。

 日本はロボット装置の販売には極めて魅力的だという。国民は「支払い能力があり」、ロボットの購入に予算を充てる企業があり、経済は人手不足で、そして日本はロボット工学分野に好意的である、とオレグ・キヴォクルツェフ氏は理由を列挙する。プロモボット社もこの市場で発展している。同社は2019年から2020年まで日本に10台以上のサービスロボット「プロモボットV.4」を総額約25万ドルで供給する計画だ。

 現在、ロボットメーカー「ロッボ」社の製品を使って世界16ヶ国の5万人の子供たちが教育を受けている。なお同社は、日本政府から共同企業の創設の提案も受けている。これは日本政府のテクノロジープロジェクト・コンテストで勝利を収めたことで実現した。すでに日本のいくつかの学校で同社製品の試験運用が始まっている。支社の「ロッボ・ジャパン」の登録手続きは11月1日に始まる。

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