世にも奇妙な"海のミミズ"がロシア極東で見つかる

マクシム・アンティーピン
 現地の人々は奇妙な物体に怯えたが、それはエイリアンではなく藻であった。

 まるでホラー映画から出て来た話のようだ。海のミミズがロシアを襲う!

 ロシアの最東端チュコト半島の住民は、海洋に現れた謎の茶色い物体に困惑している。ベーリング海の船乗りたちも同様だ。人為的な突然変異のたぐいと考える人もいた。理由は明快。かのエイリアン映画のチェストバスターに少し似ていたのだ。

 実のところ、この気持ちの悪い物体の正体を知ると少し興ざめする。これは、Nereocystis luetkeanaという藻の一種である。北米の太平洋岸で発生したもので、長い旅をして来たことになる。この藻は長さ25 cm、直径20 cmまで成長し、岩や海底に付着する。12月の間、この海藻は世界の他の地域へと流される。

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