「我々は日本がロシアに対して導入した制限および制裁の解除を検討してくれるよう願っている」とマトヴィエンコ氏。
制裁は露日の経済協力の発展に悪影響を及ぼしており、相互貿易高の拡大を抑制している、と同氏。
また同氏は、遺憾ながらここ2年、露日間の貿易高の引き下げに向かう相互的な傾向がみられる、と指摘。「それはロシアにとっても日本にとっても損なことだ。あなたの訪問中に貿易経済関係の発展を再びもたらすような追加的な施策が打たれることを願っている」と述べた。なお、ここで訪問とは、近日行われる世耕大臣の訪露のこと。
マトヴィエンコ氏によれば、ロシアは現在露日双方が検討している新たな国際合意への調印がプーチン大統領の訪日中になされることを望んでいる。具体的には、二重課税の回避に関する国際合意、資本投下および投資の保護に関する合意などが検討にかけられているという。「これは実業界にとって非常に重要な合意だ」と同氏は指摘した。
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