スホイ24を攻撃したトルコ軍機はシリア領空を侵犯

 ロシア国防省は「スホイ24を撃墜する前にトルコ側は、ロシア軍機のパイロットらとコンタクトを取ろうと試みなかった。また攻撃したトルコ空軍機は、シリアの領空を侵犯していた」と指摘した。

 ロシア連邦軍参謀本部作戦指揮総局の責任者、セルゲイ・ルツコイ中将は、記者団に対し「トルコ軍機側が、我が軍のパイロット達に対し、客観的なコントロール手段によって連絡をとったり、あるいは目に見える信号を送ったりしようとした、いかなる形跡も見られない」と言明した。

 さらにルツコイ中将は「正確で客観的なコントロール・データによれば、ロシア軍機は、対トルコ国境を越えていなかった。この事実は、シリアの対空防衛データによっても確認されている」と付け加え、次のように指摘した―

 「シリアのフメイミム基地の無線レーダー偵察データによれば、ロシア軍機を攻撃したトルコ空軍機がシリア領空を侵犯した事は明らかだ。

 この事実は、極めて重大な結果を伴った許すべからざる国際法違反であり、米国との間で締結され、トルコを含む有志連合国すべてに適用されている、シリアにおける飛行の安全保障と事故防止に関するメモランダムに直接違反するものである。

 おそらくそれゆえトルコは、まずロシア国防省と早急にコンタクトを取る代わりに、NATO理事会の緊急招集を求めたのだろう。

 シリアでの作戦の当初から、ロシア軍は、ロシアとトルコの両国防省間で直接的なコンタクトを確立してきたが、事実上、トルコ側のせいで、そうした努力は無駄に終わった。」

 

*「Sputnik日本」より転載