アレクセイ・ミクリンは、建築家である。「粘土を手にしたのは40年ぶりくらいです。12歳から勉学に夢中になり、それからはなかなか趣味に費やす時間がなくて」と話す。「子供が少し大きくなって、また一緒に粘土で遊ぶようになり、インスピレーションが戻ってきたんです」。
アレクセイはその作品の中で、すでに今の生活から消えてしまっているような雰囲気を再現することが多い。しかも、壁紙の柄など、かなり細かいディーテールにもこだわっている。
作品には、今も目にすることができるモスクワの通りだけでなく、新アルバート通りの建設時に壊されたサバーチヤ公園など、すでに失われてしまったものもある。
いくつかの作品は、具体的な場所を再現したものではなく、集合的イメージを作ったものもある。
アレクセイはある大作に100時間ほどかけたと語っている。いくつかの部品や作品を壊して作り直さなければならないこともあるという。
アレクセイの目を通したロシアの首都をぜひご覧ください!