プーチン大統領がタイガで休暇―「死の危険に直面した」(写真+動画)

Kremlin.ru
 ボートに乗り、テントで寝泊まりし、釣りをする。ロシア大統領は短い休暇をどのように楽しんだのか?そして大統領を驚かせたものとは?

 ウラジーミル・プーチン大統領は9月初旬、お気に入りの休暇の滞在先であるシベリアのタイガ(針葉樹林)で短い休暇を過ごした。ロシア大統領府は、その休暇中の写真や映像を公開した。休暇には側近であるセルゲイ・ショイグ国防相が同行した。

 ドミトリー・ペスコフ大統領報道官によれば、プーチン大統領は澄んだ空気の中で山を散策するなど、タイガでの一般的な休暇を過ごしたという。大統領はクラスノヤルスク地方のサヤノ・シュシェンスキー自然保護区に3日間滞在した。 

 休暇中、プーチン大統領とショイグ国防相は、ボートや河岸で釣りを楽しんだ。ショイグ大臣は、プーチン大統領が釣り上げた魚を見て、「いいキタカワカマスですね」とコメントした。その後、この魚を使ってスープ「ウハー」を作ったとのこと。

 今回、プーチン大統領とショイグ国防相を案内したのは、 自然保護区のゲンナージー・キセリョフ館長。館長は自然保護区内に設置されたカメラトラップの画像を大統領に紹介した。その中に、個体数の減少が深刻なユキヒョウが映ったものがあったとのことだが、ユキヒョウの姿を目にすることができるのは非常に珍しいことだという。

 キセリョフ館長によれば、自然保護区の中にはイフチアンドルという名前のオスのユキヒョウが住んでいたが、メスのユキヒョウをそばに連れてきたところ、そこに別の若いオスがやってきて、イフチアンドルを追い出してしまったという。「若いオスが攻勢をかけて、イフチアンドルを押しやってしまったので、今は隅の方に生息しています。イフチアンドルを追いやったオスは一家の父親となり、すでに2匹の子どもが生まれています」。

 プーチン大統領とショイグ大臣は歩いてタイガを散策し、標高2000メートルの場所にテントを張って夜を過ごした。凍えないよう、近くでたき火をしたとのこと。

 自動車やボートでタイガを移動する際には、プーチン大統領自ら運転、操縦するシーンも多く見られたが、自動車がアカシカの群れに遭遇する場面があった。

 「ものすごく巨大なアカシカで、あれほどのアカシカは見たことがない。突っ込まれなくてよかった。ものすごいスピードで、危うく倒されるところだった」と大統領は述べている。   

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