「ミスユニバース」のロシア代表は一体どんな女性?(写真特集)

Denis Grishkin/ Moscow Agency; Vyacheslav Prokofyev/TASS
 絵画と設計が得意で、ドンザリガニが大好き!次のミスユニバースになるかもしれないアリーナ・サンコさんがどんな女性なのか紹介しよう。

 2019年のミス・ロシアに選ばれ、ミスユニバースに出場することが決まっているアリーナ・サンコさんは19981231日に南ロシアのアゾフ(モスクワから1,100キロ)という小さな町で生まれた。 

 アリーナさんは2019年、「コムソモールスカヤ・プラウダ」からのインタビューに応じた中で、 「わたしの一番の趣味が絵画であるのは、これほど美しい場所に暮らしているからかもしれません」と話している

 アリーナさんによれば、学校時代は芸術オリンピックでたびたび上位入賞したという。また全ロシアオリンピック「建築と芸術」でも何度も入賞した。

 学校卒業後、アリーナさんはモスクワ国立土地管理大学建築学部に入学した。

 2019年初頭、アリーナさんはモデル業界で自身を試して見ようと、ロシアのモデルエージェンシーA.B.A.インターナショナル・タレント&プロダクション・グループで働き始めた。そしてまもなく、ファッションカタログの撮影に参加するようになり、その後、「ミス・ロシア2019」への出場を決めた。

 コンクールを前にアリーナさんは、インタビューに応じた中で、「以前はミス・ファッション・ロシア2017に参加したことがあります。自分に自信を持つためにコンクールに出場する人もいれば、わたしのように、出場すること自体が夢であり目的であり、それを実現しようとする人もいます。わたしは自分の町が大好きですが、今はモスクワで学んでいます。大好きでもっとも美しいモスクワに母を呼びたいと思っています」と語っている 

 ミス・ロシア2019でアリーナさんは優勝を果たした。勝利したことを理解したのは、フィナーレから数日後のことだったという。

 「賞を受け取ったときの気分は表現できるものではありません。まるでおとぎ話の夢の中にいるようでした」とアリーナさんは打ち明け、「そして家に帰ってようやく、その事実を理解し、それで涙が溢れました」と回想している

 2019年から2020年にかけて、アリーナさんはいくつかのファッションショーに出演したほか、モスクワ国立大学のテレビ高等学校に入学した。

 アリーナさんはこれまで何度も、ドンザリガニが大好きだと打ち明けている。さらに、アリーナさんはダイエットをしたことは一度もないと話している。

 アリーナさんはスタイルを保つ秘訣について、「遺伝によるところが大きいですが、わたしにとっての理想は母親なんです。体調とよい気分を保つためにわたしには新鮮な空気の中で、できるだけ美しい景色の中を散歩をすることが必要です。運動でもあり、観想の時間でもあるからです。それからお酒やタバコなどの悪習慣はありません」と話している 

 20214月、アリーナさんをめぐって大きなスキャンダルが巻き起こった。アリーナさんがインスタグラムに、メイクアップアーティストのセルダル・カムバロフさんと一緒にミスユニバース2020の他の出場者たちの外見を嘲笑するような動画を投稿したのである。動画ではメイクアップアーティストが別の出場者たちを、トランスジェンダーだと言ったり、メイクやヘアスタイルを批判したりし、アリーナさんの笑う声も収録されていた。後にアリーナさんはこのことを謝罪する動画を投稿した。 

 アリーナさんは次のように謝罪している。「あの場で侮辱されたすべての人に謝罪しなければなりません。413日はわたしにとっては悪夢の日となりました。最初は気が動転して、正しい対応ができませんでした。メイクアップアーティストの男性が出場者のことを悪く言うのを止められなかったことを悔やんでいます。この動画を見て傷ついた人たちのことを思うと胸が痛みます。皆さん、本当にすみません。出場者の皆さんを守るような言葉を必要なタイミングで言えなかったことを後悔しています。すべての女性が自分の意見をきちんと言えることが大事だと確信しています」。 

 その後、アリーナさんは、インスタグラムの投稿の中で、ヘイターたちのコメントのせいで人が怖くなったと打ち明けている。それでも彼女は美人コンテストに挑戦し続け、「ミスユニバース」に選ばれることを期待している。

*新型コロナウイルスのパンデミックにため、「ミスユニバース2020」は2021年5月に延期された。

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