「位置について!RVSN(戦略ロケット部隊)!左向け左!化粧室に向かって行進!」。 3月2日、ヤロスラヴリ州ペレスラヴリ・ザレスキーで3月8日の国際婦人デーを記念して開かれた女性兵士軍事トーナメントでは、このような号令を聞くことが出来た。この競技会は、ユーモアたっぷりに「迷彩メーク」と名付けられている。
女性たちは顔に出来うる限りの迷彩ペイント―星や旗などを顔に描き、そのまわりをきらびやかに塗りたくる―をほどこしている。最初の競技では、参加者は銃撃戦真っ只中の通りを横切り、手榴弾を投げ込み、有刺鉄線の下をくぐって救急医療援助活動を実行するのである。
「氷を入れられた大きな水たまりがあった。しっかり浸かったわ」。参加者のひとり、オクサナ・スホルコワさんはこう述べている。
防衛省のウェブサイトによれば、女性たちはカラシニコフ機関銃を使ったバイアスロンにも参加した。
また、無線電信技術を競う競技もあり、参加者はモールス信号を使って迅速に交信をしなければならない。
加えて、知能を競う野外での料理大会もある。そして、それに続いて、真のロシアン・ファッションに身を包んだ美人コンテストが行われるのである。
この競技会は2016年から毎年行われており、賞品として、勝者にはロシアの黄金の環の町を巡る旅が贈られる。残念ながら、優勝者の名前は公表はされない。