ぜひ聴きたいロシア最高の軍楽隊(写真特集)

Sergei Bobylev/TASS
 この軍楽隊のコーラスとアンサンブルを聴けば、きっと歌って踊りたく(さらには母なるロシアを愛したく)なるでしょう。

 ロシアでは、各軍種に独自の音楽隊がある。軍楽隊はロシア軍兵士の士気を高めるだけでなく、一般の人々にコンサートも開いている。これらの歌い手や踊り手の栄光は世界規模だ。最も有名なロシアの軍楽隊をご紹介しよう。

1. アレクサンドロフ赤軍アンサンブル

 伝説的なアレクサンドロフ赤軍アンサンブルはロシア最大の軍楽隊の一つだ。1928年には12人のメンバーしかいなかったが、1930年代半ばまでに300人に増えた。創設者のアレクサンドル・アレクサンドロフ少将はソ連国家や多くの有名な軍歌も作曲している。第二次世界大戦中、彼のアンサンブルは前線で1500回以上演奏した。なおアレクサンドロフは1946年ベルリンで巡業中に死去した。また2016年、64人の音楽家らとその指導者を乗せたTu-154飛行機が黒海で墜落し、全員が死亡した。アンサンブルはシリアのロシア軍基地に向かうところだった。しかし、アレクサンドロフ赤軍アンサンブルはロシア国内外で活動を続けている。

2. ロシア警察合唱団 

 この合唱団の公式名は「ロシア国家親衛隊アカデミー歌唱舞踊アンサンブル」で、ロシア内務省国家親衛隊のアンサンブルである。1973年に創設され、ダンサー、オーケストラ、少年少女アンサンブル、70人のコーラス隊を持つ。皆ロシア警察や国家親衛隊に服務している。『ゲット・ラッキー』や『ラスト・クリスマス』などの世界的なヒット曲を演奏することで有名だ。

3. 西部軍管区アンサンブル

 西部軍管区のアンサンブルは1929年にレニングラード赤軍館で発足した。当初メンバーは歌い手6人、踊り手2人、アコーディオン奏者1人、朗読者1人だけだったが、間もなく新しい演奏者ら数十人が加わった。戦時中、彼らはレニングラード防衛者のために2000回以上コンサートを開き、前線にも赴いた。1960年代、アンサンブルはオーストリアやキューバなど、外国でも公演を行った。アフガニスタンへは3度(1982年、1984年、1986年)飛び、兵士らの前で50回ほどコンサートを行った。1986年と1987年にはチェルノブイリ原発の復旧作業員らのために歌った。アンサンブルは国際的な歌唱コンクールやフェスティバルで複数の賞を受賞している。

4. 空軍アンサンブル 

 「ブルー・ベレー」(ロシア空軍の通称)の合奏団は、1937年に発足した。独ソ戦の最初期から音楽家らは前線で演奏し、スターリングラードやベルリンにも赴いた。勝利の年となった1945年の5月3日午前9時、アンサンブルは親衛隊の戦闘部隊とともにベルリンに入り、国会議事堂の階段でコンサートを開いた。その後数年間、合奏団はドイツやソ連、チェコスロバキア、ポーランド、ハンガリーなどの欧州諸国の多くの街を回って公演を行った。1994年、アンサンブルはドイツからモスクワに移動された。現在、彼らはロシア国内外で年に100回以上のコンサートを開いている。

5. 戦略軍アンサンブル

 戦略ミサイル軍の「クラスナヤ・ズヴェズダ(「赤い星」)歌唱舞踊アンサンブル」は、1977年6月に創立された。コンサートを開いているのは主に、ミサイル兵が配置されている遠隔地の町や、アフガニスタンやチェチェンなど戦火の激しい地域だ。現在、クラスナヤ・ズヴェズダはロシア国内外でツアー公演を行い、自分たちのアルバムやミュージックビデオも作成している。

6. バルト艦隊アンサンブル 

 1939年にレニングラードで生まれたバルト艦隊アンサンブルは、ソ連の作曲家や詩人と緊密に連携し、海軍兵士のために数々の曲を作った。独ソ戦の間、アンサンブルのメンバーはモーンズンド群島の防衛に当たった。レニングラード包囲の900日間、彼らはレニングラード市内で市民と前線兵士のために演奏を行った。大戦中、アンサンブルは約2500回のコンサートを開いた。メンバーの3分の1が戦死した。1953年以降、バルト艦隊アンサンブルはロシア最西端の州、カリーニングラード州に配置されている。

7. 黒海艦隊アンサンブル

 ロシア初の水兵コーラスは、1903年にフョードル・シャリアピンの手でセヴァストポリに誕生した。そのメンバーは1932年に黒海艦隊アンサンブルに組み込まれた。他の音楽家らと同様、戦時中彼ら前線の水兵らのために演奏を行い、その数は2000回以上に上った。1945年にはアンサンブルは歴史的なヤルタ会談の参加者らの前でも演奏した。音楽家らは今でもコンサートホールだけでなく戦艦の甲板でも演奏を行っている。聴衆は水兵の歌や踊りをとりわけ楽しんでいる。

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