ハリー・ポッターの作者として有名な J.K. ローリングさんが、怪物を描いた新たな童話「イッカボッグ」を発表した。ローリングさんはこの挿絵を子どもたちに描いてもらおうと考えた。ロシアの子どもたちはこれにどんな挿絵を描いたのだろうか?
2020年11月、ジョアン・ローリングの新作の童話「イッカボッグ」が全世界で発表された。作品はかなり前に書かれていたものだが、今年、新型コロナによる自主隔離を送る家族を支援するためにこの本を発表することに決め、挿絵コンクールを実施することにした。様々な国での出版に向け、その国の子どもたちに挿絵を描いてもらおうという試みである。
ロシアの出版社「アズブカ・アティクス」では、この夏、若い読者を対象し、特定の場面、特定のテーマへの挿絵を募集した。そして、6歳から12歳までの子どもが描いた30以上の絵が本の挿絵として使われている。そんなロシアの子どもたちによる挿絵を紹介しよう。
1. フレッド王 ― 金の巻き毛と立派なヒゲを持つ美しい王様
2. 少女デイジーと彼女が毎晩ずっと眺めている白い暮石
3. お城のバルコニーから、近くを通る兵隊を眺めるレディー・エスランダ
4. イッカボッグを見た王様
5. ベッドに横たわり、イッカボッグを恐れるフレッド王
6. ワインばかり飲んでいる領主のスリュニモール
7. こっそり螺旋階段を降りて行くレディ・エスランダ
8. 背中に2つの白い目が描かれた税金徴収者の黒い制服
9. バーティ少年に銀の飾りのついた重い杖を振る魔法使いマ・フリュチ
10. ビーツの葉っぱの間に這いつくばって隠れるバーティ
11. 棒を持つデイジーに襲いかかるジョン・トマック、助けにやってきたバーティ
12. 暖炉の前に座る善良な妖怪
13. 夜空を眺めるデイジーと妖怪
14. デイジーを見つめ、頬に涙をこぼすイッカボッグ
15. レディ・エスランダと首相の結婚式