今年のアイススケート場は、コロナ禍のため、いつもより遅くオープンし、しかも制限付きで営業される。しかし、市民や観光客はこの冬の楽しみをけっして逃すようなことはしない。
2020/2021年のシーズンはゴーリキー公園やロシア博覧センターのリンクだけでなく、市の中心部から離れた庭などに作られたおよそ1500箇所ものアイススケート場がオープンする。それぞれが様々な趣向を凝らした飾りつけをされている。
モスクワ最大のスケート場のひとつである全ロシア博覧センターのリンクは南極大陸発見200周年をテーマにしいている。ペンギンもいたるところにいる。
一方、ゴーリキー公園にある「ナビガトール」と呼ばれるスケート場は、ロシアの5つの「奇跡」をテーマにしている。ムールマンスク灯台、エルブルス山、ウラジオストクの金角湾大橋、クリミア半島の燕の巣城などだ。そして冷えた体を温めてくれる多くの屋台料理もある。
赤の広場のグム百貨店近くにあるこじんまりしたアイスリンクでは、ソ連時代の有名な映画やアニメの音楽で楽しませてくれる。
スケート場への入場券はネットでしか買えない。今年は切符売り場は開いていない。
無料のアイススケート場に行く人はネットでQRコードを入手する。そして、リンク上の人が多くなると当局が一時的に入場制限することになっている。
モスクワのアイススケート場は、平日は朝10時から夜10時まで、週末は夜11時まで営業する。
すべての設備は除菌処理される。ロッカールーム内では、利用客はマスクと手袋を着用しなければならない。
高熱のある人は入場できない。リンクの氷上ではマスク着用の必要はない。
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