エルミタージュ美術館のネコたちが、あるフランス人男性から財産を受け取った

AFP
 館長は、ネコたちは今や自分たちで篤志家の援助を得るようになったと語っている。

 サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー館長が、12月1日にオンライン会議で明らかにしたところによれば、あるフランス人が自分の財産の一部を美術館に住むネコたちに譲ると申し出た。このコロナ禍で美術館が閉館している中、ネコたちはどうしているのかと会議参加者のひとりが館長に質問すると、みんな元気にしていると館長は答えた。

 「わたしたちはネコの面倒をずっと見ているし、訪問客やインターネットユーザーも世話をしてくれています」と館長。「それにネコたちには自分たちのパトロンもいるのです。最近、1人のフランス人の男性がネコたちに財産を少し分けてくれることになり、今、弁護士と連絡を取りあっているところです」と述べた。

 エルミタージュ美術館の広報によれば、なぜこの男性がネコたちに財産を分ける決断をしたのか、そしてこの男性がサンクトペテルブルクに住んでいるかどうかも分からないという。分かっているのは、この篤志家はフランス人であることだけだとのこと。

 エルミタージュ美術館は18世紀中旬からネコを住まわせている。ネコたちは、今でも展示室と地下室(エルミタージュ美術館は、この範囲がなんと20キロメートルにも及ぶ)を鼠から守っているのである。これについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ

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