外国人がロシア人に対して聞く奇妙な質問

Anton Romanov
 ロシア人も、ご多分にもれず、古くさくて、大げさで、まったく不正確なステレオタイプ的な質問をされることがある。それらの多くは、ソ連時代のイメージを引きずっているだけのものである。わたし、そしてその他のロシア人が一度ならず答えさせられたお決まりの質問をいくつか紹介してみよう。

もしかしてKBGのスパイ?

 今はFSBって言うんだよ。それにただのアルバイトだけどね。

 これは、世界中で冷戦時代やその直後に、映画やテレビで少なからず誇張された評判の悪いロシアのスパイやエージェンシーを揶揄した、よくある質問だ。ロシア人がもし英語や他の外国を流暢に話し、外国のことをよく知っているけれど自分のことはあまりしゃべらないとすると・・・、そのロシア人は実際にスパイである可能性が高い。

ロシアにWi-Fiはあるの?

 先進国から来た人たちが、よくされる質問だ。アメリカ人をはじめ、多くの人が、西側諸国ならどこにでもあるWi-Fiも、発展が遅れているところでは滅多にない贅沢品だと信じているのである。しかしもちろん、今は、Wi-Fiは世界中、人の集まるところならどこにでもあるし、モスクワの有名な地下鉄にも2012年から設置されている。おそらく、ロシア人がインターネットに繋ぐことができる機器を持っており、それを使いこなしていると知ったら、それはもっとショックを受けるに違いない。

ロシアには外国の食べ物はあるの?

 これもやや古めかしいが特にアメリカ人の間では広く信じられていると思われる。ロシアは飢餓状態で、食料品が手に入らないという話は、まったく珍しいものではない。このステレオタイプ的な話は、20世紀中ごろにソ連が直面していた飢饉と食糧不足から来たものだろう。しかし実際には、それ以降は、ロシアの食糧問題は過去のものとなり、街の通りは世界中のご馳走を楽しめるレストランであふれている。わたしがずっと前からマンゴーやアボカドが好きだと言うと驚く人が多い。そして、どこに行けばあるのだと聞き返すのだ。答えはアメリカと同じ。ロシアも外国から食料品を輸入しているので、店に行けば手に入る。 

クマがうろつき回っている町でどうやって生きていけるの?

 拳銃やライフル、手榴弾を使ってやっつけるのだ。クマは、ずっと昔からロシアとかかわりが深いが、インターネットの発達とミーム文化のおかげで、通りをうろつく熊の動画がとても有名になった。しかし、ロシアに住む何千万人もの大多数の人にとって、特に市街部に住んでいれば、動物園以外で熊を見ることは、空想的でとてもあり得ないことだ。もっとも、キツネやヘラジカを見ることはあるが・・・。

ロシア人なのにどうして寒がるの?

 われわれロシア人も、実は人間だからだ。ロシアの冬の寒さはまさに伝説的なものとなったが、多くのロシア人が生き抜いているのは、寒さに無頓着なだからではなく、寒さをしのぐのに然るべき服装をしているからに過ぎない。単に、マイルドとは言えない気候の国々で暮らす他の人々と同様、寒さとどう向き合うかを知っているだけである。

 さらに、ロシアのことをあまり知らない人にとっては驚くべきことかも知れないが、ロシアの夏はただ暑いだけでなく、時には冬の寒さが厳しいのと同じくらいに、厳しい暑さなのである。

ロシア人の男性の多くがハンサムじゃないって本当?

 奇妙な質問だが、珍しくもないものである。これはロシア女性の美しさが知られていることが影響している。女性と男性の対比において、男性は「美女と野獣」の野獣にされてしまったのである。

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