コロナウイルス感染予防で自己隔離体制下にあるロシア最大の都市10選(写真特集)

Alexander Avilov/Moskva Agency; Artur Lebedev/Sputnik
 カザン、サンクトペテルブルク、グローズヌイ・・・。観光客も地元住民もいない現在のロシアの都市の姿をお伝えしよう。

 3月末、コロナウイルス感染拡大を受けて、ロシア国内のほぼすべての地域で、「自己隔離」体制が敷かれた。これは、必要最小限の食料や医薬品を買いに行く以外は自宅で過ごさなければならないと言うものである。いつもは大勢の人で溢れている街も閑散としている。

1.  グローズヌイ

閉鎖されたアフマド・カディロフ広場

 チェチェン共和国は4月5日から外部からの入国および自家用車での出国を禁止した。ただし緊急サービスや生活必需品の輸送は例外とされている。市民らに対しては、メガフォンを手にしたボランティアが、自宅待機を呼びかけ続けている。共和国では4月8日の午前時点で、22人の感染者が確認され、1人が死亡した。

2. カザン 

カザンのクレムリン通りの様子

 タタールスタン共和国では、家から外出する場合は、パスポート番号、自己隔離場所、出かける理由をショートメッセージで送信し、出かけても良いと判断されるとショートメッセージで許可が届くというシステムが導入されている。この許可は1日に2回しか受けられない。犬の散歩(家から100メートル以内)および最寄りの店への買い物に出かける場合は許可は要らない。タタールスタン共和国では、これまでに41人の感染者が確認されている。

3. ソチ 

 ソチのリゾート地は6月1日まですべてのスポーツおよび観光インフラを閉鎖。ホテルも自己隔離体制中は、宿泊客の受け入れが禁じられている。ソチがあるクラスノダール地方ではこれまでに85人の感染者が確認されている。

4. ニジニ・ノヴゴロド 

ニジニ・ノヴゴロド市民の一人のスマホ。外出する場合、警察官にこのQRコードを見せなければならない。

 ニジニ・ノヴゴロドでは、市民は市政府のウェブサイトからQRコードをダウンロードし、警察に止められた場合は、スマホでそのQRコードを見せることになっている。ゴミ捨てに行くだけの場合でもQRコードを取得する必要があるが、30分間の外出が許される。一方、食料品の買い出しは3時間以内と定められている。許可証は携帯電話でも申請でき、その場合はショートメッセージで受け取ることができる。ニジニ・ノヴゴロドでは80人の感染者が確認されている。

5. エカテリンブルク 

 ウラルの首都、エカテリンブルクでは、すべての公園が閉鎖され、食料品店以外の店が休業となり、市民は外出禁止となっている。エカテリンブルクでは交通渋滞がなくなり、自動車愛好家らには嬉しい状況となっている。地元のマスコミによれば、外出禁止令が出された初日、路上に設置されたカメラにはスピード違反が8,000件も記録されたという。現在、エカテリンブルクでは56人の感染者が確認されているが、25人がすでに回復した。

6. ウラジオストク 

ウラジオストクを監視しているドローン

 沿海地方のウラジオストクでは、出勤のために外出しなければならない人のためのショートメールシステムが始動した。外出の際には、ショートメッセージで受け取った許可証に加えて、パスポートと雇用主からの出勤要請証を携行しなければならない。自己隔離体制の遵守については、ドローンを使って監視されている。これまでに確認された感染者は15人で、2人が死亡した。

7. クラスノヤルスク 

クラスノヤルスクの劇場広場の現在様子

 シベリアのクラスノヤルスクでは、出勤する必要がある人は雇用主から許可証を出してもらう必要がある。仕事に行く人以外は自己隔離しなければならない。緊急の要件で外出する場合は、外出の理由を文書にし、警察に見せなければならない。これに従わなかった場合は3,000ルーブル(およそ4,200円)の罰金が課せられる。地域では39人の感染者が確認されている。

8. サンクトペテルブルク 

 ロシアでもっとも人気のある観光地であるサンクトペテルブルクは、観光ツアーを含む屋外でのすべてのイベントを中止。また外では人との距離を1.5メートル開けるよう推奨されている。学校および大学はオンライン授業を実施しているほか、多くの公共交通機関が運休している(地下鉄を除く)。サンクトペテルブルクでは、ロシアで3番目に多い感染者が出ており、4月8日現在、確認された感染者の数は329人で、2人が死亡している。

9. コテリニキ 

モスクワ州にあるモールのパーキング

 モスクワ州はロシアの中で2番目に多い感染者を出している。4月8日現在、540人が感染、10人が死亡した。モスクワ州にはロシア最大のモールが複数あるが、現在、人の姿はない。食料品店と薬局は開店しているが、利用客はほとんどいない。

10. モスクワ 

 ロシア国内のコロナウイルス感染者の3分の2がモスクワで確認されている。8,672人の感染者のうち、モスクワで確認されたのは5,841人、死亡者は63人のうち31人となっている。モスクワでは大部分の人々がテレワークに移行しており、店やレストランはデリバリーでのサービスを行っている。地元市民が自己隔離している間に、通りや公共交通機関は消毒されることになっている。地下鉄およびバスの利用客の数は80%減少し、自家用車の利用者数も50%減少。交通事故の件数は昨年の同じ時期に比べて86%低下した。自己隔離体制の規定を違反した場合は、最大で4,000ルーブル(およそ6,000円)の罰金を課せられる。

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