ソ連にやって来たハリウッド映画のヒーローたち(写真特集)

ライフ
エカテリーナ・シネリシチコワ
 彼らはソ連に来る必要はなかった。ソ連の方が彼らの元に来たのだ。

 ブラッド・ピットがソ連のプロパガンダポスターに使われている図を想像したことなんてあるだろうか?それが実はなかなかうまくハマっている。おもしろインスタグラム・アカウント@Klodmandeがハリウッドのブロックバスター映画の主人公たちを、ソ連の映画や厳しいロシアの現実にはめ込み、加工している。中でもロシアの事情にぴったり来るもっとも面白いものを集めてみた。

 「女性の同志たち、女性の日おめでとう!」。3月8日の国際婦人デーを祝うポスターに使われたブラッド・ピット。この祝日に伝統的に送られるミモザの花を差し出している。

 マシュー・マコノヒーとソ連のコメディ映画「アフォーニャ」の不滅の主人公が、「オフィスの同僚たちが家庭で作るランチを食べる」というシーンで出会った。

 

 ラッシュアワーにロシアの田舎の乗合タクシーに乗った経験がないという人にとって、乗合タクシーがどういうものかばっちりイメージできる画である。乗合タクシーでは、映画「トロイ」に出てくる古代ギリシャ人のようにすべて自分で処理するのである。

 

 ロシアのポップ歌手王、フィリップ・キルコーロフが「ゾンビランド」に登場。そう、この背の高い青年は羽根が大好きなのだ。

 パペットが登場するソ連時代もっとも人気があった子供番組「おやすみなさい、子どもたち」は1964年に初めてテレビに登場し、現在も放映されている。主役の一人、フリューシャはどうやら新たな操り手を見つけたようだ。 

  

 「神のように武器を作るなら」。それがロシアにいたとしても、全能の“マーベル”コミックのヒーロー、ソーとその武器である斧のように見えるかもしれない」。

 

 ソ連を代表するホラー映画「ヴィー」はニコライ・ゴーゴリの同名の作品を下敷きに制作されたものであるが、この中に「ソウ」が登場したなら、もっと好奇心に満ちたものになるだろう。“ゲームは始まった・・・”。

 

 ロシアでは毎年夏になると池でこのような冒険心に富んだ“アクアマン”に遭遇する。

 

 「雷に打たれないように」

 ソ連のSF映画「未来からの来訪者」のアリサ・セレズニョワが「レオン」に出演したら、はまり役だろう。 

 ソ連でもっともコミカルな登場人物の一人、シューリクもこの仲間に囲まれれば、上機嫌になるだろう。

 あちらこちらで借金すれば、こんな人たちが現れ・・・