過小評価され(すぎ)ているロシアの歌5曲(動画)

 この素晴らしい曲は、他の主要なロシアのヒット曲の中で埋もれてしまっているが、これらの曲にもう一度チャンスを与え、リピートして聴いてみてほしい。

1. Sharlot - Navechno Molodoi (“Forever young”=永遠に若く)

 エドゥアルド・チャルロット(パフォーマーの本名)はカバー曲でデビューしたが、その後、作曲家としての才能が認められるようになった。彼のパフォーマンスは、ピアノ伴奏に乗せて、素晴らしく澄んだ声で歌うというものである。彼の声はただ心を奪うだけのものではない。彼は自分自身をピアニストであり詩人ではないとしているが、彼の歌でもっとも素晴らしいのは歌詞である。

 朝のバスに乗って

 ヘッドフォンを耳に当てるが音が聴こえない

 この瞬間、何も存在しない

 真実は一つ、そしてそれはわたしの頭の中にしかない

2. Verbee – Nenuzhny (“Unwanted”=必要ないもの)

 サンクトペテルブルク出身の若手ミュージシャンのエヴゲニー・ヴェルビツキーのデビュー曲「ザツェピーラ」(わたしに夢中になって)はロシアのラジオでもCDでもよく流れている。しかし新曲はあまりレビューがよくないが、デビュー曲と同じくらい、あるいはそれ以上に素晴らしい。あなたはどう感じるだろうか?

 わたしたちは誰にも見つからない暗闇に入っていく

 同じ人たちが常に嘘をついている

 すべてをつかみ、消してしまいたい

 同じ人たちが常にナンセンスなことを口にする

3. Lisa Gromova - Durachok (“Silly Boy”=おバカさん)

 情熱的な声の持ち主であるリサ・グロモワは別の人気若手シンガー「モネートチカ」とよく比較される。

 しかしリサは比較されることを快く思っておらず、わたしたちはステージで共演することはない、ただ音楽を共有しているだけだと述べている。ロシアの評論家たちは、彼女のスタイルを「ロシアン・ネオ・ポップ」と名付けている。ロマンティックで若さ溢れていてダンサブルである。

 あなたは北の太陽、もう少しの生命

 わたしはミルク、彼らはわたしを子どもの血のように飲みほす

 あなたは他の人々の銀色の瞳を覚えていて、わたしのハートを盗んだ

 馬がラインストーンを踏み潰すように、あなたの夢はわたしの思想を踏みつぶす

4. Shortparis - Tak zakalyalas' stal (“That’s How Steel Was Tempered”=鉄はこうして鍛えられた)

 サンクトペテルブルク出身のこのバンドはとんでもないパフォーマンス(それらのパフォーマンスは打ち捨てられたボイラー室や食料品店で行われている)と“強烈な”歌詞でよく知られている。

 この曲は同タイトルのアルバム「グラジダンスカヤ・オボロナ」(民間防衛)へのアリュージョンである。比喩的に言えば、曲を通して、ある人物が頭を壁に打ち続けていて、ミュージシャンたちが観客らにこれが誰だと思うかと尋ねるのである。

 彼らはそれを何年もかけて建てた 

 そしてテーブルを置いた

 医師は敵を見た

 注射をしながら

5. DAASHA – Vspyshkami (“Outbreaks”=勃発)

 ‘Daasha’ はロシアのテレビ番組「ヴォイス・チルドレン」に出場していた。コンテストで賞を取ったわけではないが、多くの人々の心を捉えた。現在は歌詞も曲も自分で書いている。内容は最初の関係の持ち方や問題をテーマにしている。こうしたメランコリックなアプローチで、彼女はティーンエイジャーたちの新たなポップアイドルとなっている。

 ほんの少しだけわたしを忘れて

 あなたのことを見ていたいの

 どこか、詩人の記録の中に迷い込んで

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