エドゥアルド・チャルロット(パフォーマーの本名)はカバー曲でデビューしたが、その後、作曲家としての才能が認められるようになった。彼のパフォーマンスは、ピアノ伴奏に乗せて、素晴らしく澄んだ声で歌うというものである。彼の声はただ心を奪うだけのものではない。彼は自分自身をピアニストであり詩人ではないとしているが、彼の歌でもっとも素晴らしいのは歌詞である。
朝のバスに乗って
ヘッドフォンを耳に当てるが音が聴こえない
この瞬間、何も存在しない
真実は一つ、そしてそれはわたしの頭の中にしかない
サンクトペテルブルク出身の若手ミュージシャンのエヴゲニー・ヴェルビツキーのデビュー曲「ザツェピーラ」(わたしに夢中になって)はロシアのラジオでもCDでもよく流れている。しかし新曲はあまりレビューがよくないが、デビュー曲と同じくらい、あるいはそれ以上に素晴らしい。あなたはどう感じるだろうか?
わたしたちは誰にも見つからない暗闇に入っていく
同じ人たちが常に嘘をついている
すべてをつかみ、消してしまいたい
同じ人たちが常にナンセンスなことを口にする
情熱的な声の持ち主であるリサ・グロモワは別の人気若手シンガー「モネートチカ」とよく比較される。
しかしリサは比較されることを快く思っておらず、わたしたちはステージで共演することはない、ただ音楽を共有しているだけだと述べている。ロシアの評論家たちは、彼女のスタイルを「ロシアン・ネオ・ポップ」と名付けている。ロマンティックで若さ溢れていてダンサブルである。
あなたは北の太陽、もう少しの生命
わたしはミルク、彼らはわたしを子どもの血のように飲みほす
あなたは他の人々の銀色の瞳を覚えていて、わたしのハートを盗んだ
馬がラインストーンを踏み潰すように、あなたの夢はわたしの思想を踏みつぶす
サンクトペテルブルク出身のこのバンドはとんでもないパフォーマンス(それらのパフォーマンスは打ち捨てられたボイラー室や食料品店で行われている)と“強烈な”歌詞でよく知られている。
この曲は同タイトルのアルバム「グラジダンスカヤ・オボロナ」(民間防衛)へのアリュージョンである。比喩的に言えば、曲を通して、ある人物が頭を壁に打ち続けていて、ミュージシャンたちが観客らにこれが誰だと思うかと尋ねるのである。
彼らはそれを何年もかけて建てた
そしてテーブルを置いた
医師は敵を見た
注射をしながら
‘Daasha’ はロシアのテレビ番組「ヴォイス・チルドレン」に出場していた。コンテストで賞を取ったわけではないが、多くの人々の心を捉えた。現在は歌詞も曲も自分で書いている。内容は最初の関係の持ち方や問題をテーマにしている。こうしたメランコリックなアプローチで、彼女はティーンエイジャーたちの新たなポップアイドルとなっている。
ほんの少しだけわたしを忘れて
あなたのことを見ていたいの
どこか、詩人の記録の中に迷い込んで
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。