極寒の冬にまつわるロシアの最高のジョーク

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 ロシア人は冬の寒さにすっかり慣れていると思っているなら、それは大きな間違いである。本当は、これまでずっと恨み節や不満を言い続けているのである。しかし常に文句を言いつつも、冗談にしながら救いを求めて来た。そうでもしないと、この寒さはやってられないのである。

 The Eventと言う2010-2011年に放映されたアメリカのTV番組で、ロシア人が抱腹絶倒するシーンがあった。ある登場人物が、ロシアのムールマンスク近郊に隠された秘密兵器について(調査に行かなければと言いつつ)話すと、別の女性が、「西シベリアにあるその町がこの季節はどのくらい寒いのか知ってるの?華氏10度よ!」と言うのだ。

 まず、ムールマンスクは西シベリアにあるのではない。ロシアのヨーロッパ側の北極圏にある。次に、華氏10度といったら、摂氏零下12.2度で、ロシア人にとっては寒いとは全く言えない気温だ。少し厚めのセーターを着るくらいの時期で、全く悲惨な状況ではない。今は、12月でモスクワの外の気温は零下15度だが全く問題ない。少し不満は言うが、それも普通のことなのだ。

 ロシアの冬はいつもこんなもので、一年のうち、我々は、そのうちの5か月も自分たちの生活を閉じ込めるすごい寒さを笑い飛ばしているのだ。(状況が変わらないのだから、笑うしかないだろう)。

 そんなわけで、ロシアの寒さを笑い飛ばす最高のジョークをいくつか紹介しよう。注)気温は摂氏。

+20度―ギリシャ人はセーターを着こむ(見つかればの話だが)。

+15度―ハワイでは暖房をつける(あればの話だが)。

+10度―ロシア人はキュウリを植えるが、アメリカ人は震える。

+5度―息が白くなる。イタリア車はエンジンがかからなくなる。ノルウェー人は風呂に入る。ロシア人は車の窓を閉める。

0度―アメリカでは水が凍る。ロシアではトロトロになる。

‐5度―フランス車のエンジンがかからなくなる。

‐10度―オーストラリアで休暇を取る計画をする

‐15度-ネコが布団に潜り込もうとする。ノルウェー人がセーターを着る。

‐18度―ニューヨークの大家が暖房のスイッチを入れる。ロシアでは最後のピクニックに行く。

‐20度―アメリカ車のエンジンがかからなくなる。アラスカに住む人々が長袖を着だす。

‐25度―ドイツ車のエンジンがかからなくなる。ハワイ人が死ぬ。

-40度―2週間風呂の湯につかりたくなる。スウェーデン車のエンジンがかからなくなる。

‐42度―ヨーロッパでは公共交通機関が止まる。ロシア人は外でアイスクリームを食べる。

‐45度―ギリシャ人は全員死ぬ。政治家はホームレスの人たちの対策をようやく考え始める。

‐50度―眼を閉じたときに瞼がひっつくようになる。アラスカでは、風呂場の窓を閉め始める。

‐60度―ホッキョクグマが南下を始める。

‐70度―地獄が凍り始める

‐73度―フィンランドの社会奉仕隊がラップランドのサンタクロースを救い出す。ロシア人は耳あて付き帽子をかぶる。

‐80度―弁護士が自分のポケットに手を入れる。

‐114度―エチルアルコールが凍り始める。ロシア人はぶつぶつ言い始める。

‐273度―絶対0度。素粒子の運動が止まる。ロシア人がブーツをはく。

‐295度―地球上の90%が死に絶える。ロシアのサッカーチームがワールドカップで優勝する。

 実際は、ロシア人は他の国の人たちと同様に寒さに悩まされており、これについては別の記事にも書かれている通りだ。さらに、ムールマンスクのように最北の地域では、もっとひどいことに、冬には極夜となり1か月以上もの間、太陽が出ない。それに関してこのような冗談がある(多少誇張されているが)。

Q: ムールマンスクの刑事は容疑者になんと言ったのだ?

A: 「9月から3月の夜間はどこにいたんだ?」

 こちらは、ロシアの天気に対する外国人の態度についての有名なジョーク。

ロシアで学ぶ学生が親戚に手紙を書いている。「“緑の冬”の間はまだなんとか大丈夫だけど、それが白くなり始めると状況は本当に悲惨・・・」

 泣いて助けを求めるようなジョークもある。たとえば・・

「長く続くロシアの冬には春が来るのが待ち遠しい。そして春になると、さらに強く冬が終わってほしいと思う。」

 こんなのもある。

ある日、チュクチ(極東の酷寒の地)に住む男が冷蔵庫を買った。

― どうしてそんなものが必要なんだ。もう十分に寒いじゃないか。

― 食料のためじゃなく、自分のために必要なんだ。中に入ると温かいはずだ。だって外は-40度だけど、冷蔵庫の中はたった-4度なんだ。

 さらに、いくつかある。

モスクワにはどの国も攻めていきたくないなんて、どういうことだ。このとてつもない寒さなんてもう終わるって言うのに。

 凍死するのを避けるために、人々は知恵を使うようになる。

冬。ロシアの会社での会議にて。95%の人が風邪をひいて欠席した。そこで上司が言う。

―イワノフ君、キミだけが元気でいられるのはどういうわけだか教えてくれないか?

―簡単なことです。タバコを吸いに外に出ないで、階段でこっそり吸っているんです。

 北国の人はどこもそうあるように、ロシア人も道にわずか数センチ雪が積もっただけで心臓発作を起こすほど大騒ぎする暖かい南の地域に住む人をバカにする。

 しかし恐れることはない。ロシアの冬もそれほど悪くはない。こちらこちらの記事をぜひ読んでいただきたい。

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