学生というものは授業をサボるものであり、いつもお金が足りないものである。学生の間にモスクワを最大限に活用するためのライフハックをご紹介しよう。
1. 6ドル(およそ660円)の乗り放題チケット
学生用の1ヶ月乗車券はわずか6ドル(およそ660円、一般の大人の乗車券は30ドル=およそ3300円)で地下鉄にもバスにも乗れる。この乗車券を購入するには大学で作ってもらえるMuscovite ID cardの提示が必要で、また1ヶ月分のチケットを買う必要がある。1回乗車券、2回乗車券には割引はない。
また9月から6月の期間は、通学定期券や長距離列車が半額になる。
2.ボリショイ劇場の観劇がわずか1.5ドル
ロシアでは、学生たちは格安料金でバレエやオペラを楽しむことができる。その方法は、開演2時間前に、ボリショイ劇場のチケットオフィスに行き、学生証を見せるだけ。すべての演目のチケットがわずか1.5ドル(およそ165円)で買える。これは超格安料金なので、長い行列に並ぶのを覚悟すること。
3.モスクワ動物園は無料
ロシアで学ぶ学生はモスクワ動物園に無料で入場できる。ここでは世界中の動物が飼育されている。週末は混雑するので、平日に出かけた方がよい。
4.映画の割引も活用しよう
モスクワの多くの映画館で学生および国際学生証( ISIC)を持っている人への割引料金が設定されている。午前の上映で適用されることが多い。Karo系映画館では午後6時までの上映の回で半額チケット、Sinema Startでは午後3時までは半額チケット、Luxorでは一定の日に2ドル(およそ220円)のチケットが販売される。
5.劇場の割引チケット
スタニスラフスキー・システムを実際に見て、生のロシア語を学んでみたいなら、モスクワの小劇場をチェックしてみよう。多くの劇場が無料から2ドル(およそ220円)までの学生用の特別チケットを用意している。タガンカ劇場、ゴーリキードラマ劇場、ピョートル・フォメンコ劇場、ゴーゴリ・センター、プラクチカ劇場などがその例に挙げられる。また国際学生証があれば、スタニスラフスキー劇場、エトセトラ劇場、現代演劇学校などでは半額チケットが買える。
6.ボーリング
授業の合間にちょっとストレス発散をしたいなら、ボーリングに行こう。ロール・ホール・センターではボーリング1時間(おやつとバーガー付き)が平日15ドル(およそ1650円)で楽しめる(電話で予約すること)。
コスモス・ボーリング・センターなら平日に限り、20%の学生割引がある。
7.博物館はほとんど無料
ロシアまたはCIS諸国で芸術を学んでいる学生にとっては、本当にありがたいことにモスクワの美術館は無料である。たとえば、トレチャコフ美術館、プーシキン美術館、モスクワ現代美術館などがそうだ。それ以外の専門で学ぶ学生たちはチケットを買わなければならないが、それでも大幅な割引が適用される。半額のところもあれば、1.5ドルから3ドル(およそ160円から330円)という料金設定のところもある。
モスクワ歴史博物館をチェックしてみよう(毎月最後の日曜に行けば、学生料金は10ルーブル(およそ16円)で入場できる)。クレムリンの武器庫、現代美術館「ガレージ」でも国際学生証の提示で割引が受けられる。
8.空腹な学生向けの割引
腹が減っては勉学はできぬ。というわけで、学生(のお財布)にやさしいカフェやレストランがモスクワにもある。国際学生証を持っている学生に安くておいしいメニューを用意している。Papa John’s、Farsh、Lepim and Varim、Starlite Diner、Shokoladnitsa、Grabliなどがその一例で、10%オフで食べられる。To Da Syo、Syto-Piano cafésは学生証で25%の割引、Coffee Hausなら15%割引だ。
9.ショッピングも安く!
ロシアの学生証か国際学生証のどちらかがあれば、シューズショップRendez-Vousや I’m Siberian、Respublika などのギフトショップ、ASOSのオンラインショップ、Trend Brands、Topshopなどの洋服屋で15%の割引が受けられる。