数年前、ドナルド・トランプ米大統領は、またも不本意な理由で紙面を賑わせた。星条旗の色を塗り間違えたのだ。以来彼はインターネット上で揶揄され、中には大統領が代わりにロシア国旗を描こうとしたのだと冗談を言う人もいる。
トランプ大統領のミスはかなり恥ずかしいものだが、世界にはこれだけ多くの国旗があるのだから、誰しも間違うことはあるだろう。
ロシア国旗を例に挙げよう。ほんのわずかな変更を加えるだけで、他の国旗に変わってしまうのだ。
国章を貼り付ければ、ご覧の通り、スロバキアとスロベニア国旗だ。
ひっくり返しても大丈夫。1992年から2004年まで使用されたセルビア国旗のお出ましだ。
セルビア国章の双頭の鷲を加えれば、現行のセルビア国旗が現れる。
青、赤、白の順番や色調で「遊んで」みたい? フランス、オランダ、ルクセンブルク、チェコがすでにやってくれている。
3つの星と黄金の太陽を加えれば、フィリピン国旗の登場だ!
クロアチアとパラグアイは色の入れ替えでは飽き足らず、国章を入れた。
もっと過激なことを試したい? 青を緑に替えてみてはいかがだろう。するとブルガリア国旗に大変身。
またはロシア国旗の白を黄色に替え、いくつかの星や国章を加えてみよう。
青を取り除いてしまえば、ロシアではなくてポーランド!
ロシア国旗がどのように成立したか知りたい方は、こちらをどうぞ。