ロシアでパイロットとして働きたくありませんか?:「ロシア航空」が外国人を採用

Yuri Smityuk撮影/TASS
 ロシアに移住することを考えている?ロシア第2位の航空会社「ロシア航空(Rossiya Airlines)」は、モスクワとサンクトペテルブルクで勤務するパイロットとして、このほど外国人を採用すると伝えている。同社はアエロフロート・ロシア航空の傘下にある。

 それによると、同社はロシア人パイロットが国内で不足していることから、有資格の外国人パイロットを募るのだという。

 同社は、ボーイング737/777/747機とエアバス319/320機のチーフパイロット(機長)を募集しており、月額50万ルーブル(82万5千円)以下の給与を支給する。

 採用されたパイロットは、リニューアルされた機体で、チャーター便を操縦、運航させる。ボーナスも支給され、そのなかには、規定を上回るフライトに対するものや、給与1か月分相当のボーナス(年1回)も含まれる。

 さらに同社は、同社の航空便での旅行、医療保険、ビザ・サポートなど、同社職員としての福利厚生、便宜を保証している。

 採用を希望する者は以下の書類を提出しなければならない。

  • 有効なパイロット・ライセンス。等級、飛行可能な機種を明示。
  • パイロット・ライセンスを出した国の航空当局によって発行された書類。および、個人的な過失による航空事故その他のアクシデントがないことを確認する、最近の雇用先からの書類。
  • ロシア国内の規則にしたがって発行された、有効なクラス1の医療評価。
  • パイロットの総飛行時間を確認する書類。少なくとも3000時間。また、操縦する予定の機体のチーフパイロットとして500時間以上。
  • 公認された航空訓練センターからの書類。操縦予定の機種について必要な訓練を完了していることを確認するもの。
  • 有罪判決を受けたことがないことを確認する、国の法務機関からの書類。

 提出されるすべての書類はロシア語に翻訳され、公証を受けなければならない。

 ロシア航空は120以上の就航地をもち、アエロフロート・ロシア航空の傘下にある。ロシア航空の保有機は、エアバスA31926機、ボーイング73716機、エアバスA3205機、ボーイング7778機、ボーイング7479機の64機からなる。2017年に同社は1100万人以上の乗客を運んだ。

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