7月2日、W杯のベスト8進出をかけて、日本対ベルギーの激闘が行われた。ロシア南部のロストフ・ナ・ドヌのおける16試合目、最後の試合だ。アジアから唯一勝ち残っていた日本代表は、69分まで2-0でリードしていたが、その後ベルギーが怒涛の反撃を展開し、土壇場の94分で3点目のゴールを決めた。
日本選手たちは最後のホイッスルで敗戦が確定した後もピッチに留まり、最後まで熱く応援してくれたサポーターに感謝。さらに選手たちは、ベンチとロッカールームをすべて掃除して、ロシア語で「スパシーボ(ありがとう)」というメモを残した。
だがそれだけではない。日本のサポーターたちは、サランスク市のグループ戦の後と同じく、ロストフ・アリーナでのゴミの収集を手助けした。
「私たちはここでサッカーをし、フィールドで戦うが、同時に私たちは日本を代表している。それを尊厳をもって行為で示すべきだ。サポーターはこれを身をもって実証してくれた」と、日本のディフェンダー、吉田麻也は語った。