このボトルを直射日光の当たる場所に置いておくと家が火事になるかもしれない

ライフ
ニコライ・シェフチェンコ
 この危険な引火性の新デザインは、2018年FIFAワールドカップのために発表されたものだ。

 彼らはサッカーファンを喜ばせようとしたのだが失敗だった。ロシアのペットボトル飲料水を製造している会社Святой Источник(スヴァトイ・イストチニク)は、サッカーにちなんで、ボール型の新しいペットボトルを発表した。

 独自の幅の広い球形のものなのだが、これには大きな欠陥があった。発火を引き起こす可能性があるのだ!

 このボール型ペットボトルを使うと、太陽光線が屈折してマッチや紙が実際に膨張し、その際、ボトルが虫眼鏡の役目をすることに購入者らが気づいた。カメラで撮影された実験は、このボトルが、晴れた暑い日に発火する様子を示している。

 同社は、ジャーナリストらに対し、「暗い室内に置いておけば」安全だと保証した…。ボトルの形状に関しては、ロシアでは国による規制はない。したがって、同社が何らかの規範違反となる可能性は低い。

 このことは、火災の危険性を排除するものではないので、購入してしまったら、屋外に置いたままにはしないでください。