春のモスクワに飾られるスノーマン

 世界のあちこちと同じように、ロシアでもスノーマンは長いこと冬の景色の一部となっている。しかし最近の雪人形は伝統的な形とは似ても似つかなくなってきている。今年のモスクワのスノーマンがどんな姿をしているのかチェックしてみてほしい。

 元来、ロシアではスノーマンは冬が厳しいものにならないようにと願をかける対象であったが、現在はその聖なる意義をすっかり失い、ただの屋外の飾りつけとなった。

 しかしこの意味において、モスクワのスノーマンは非常に目を引くものである。いくつかのスノーマンはロシアのインターネットユーザーの間で急速に人気が出たオランダの彫像「ジドゥン」に似せている。

 またバットマンを模したものもある。しかも部分的に黒くしてよりバットマンに見えるようにしてある。

 その他のスノーマンはモスクワっ子たちの果てしないイマジネーションの産物である。スノーマンたちには暦の上の春の始まりなど関係ない。モスクワの気温はまだまだ冬並みなのである。

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