ロシアの美しい記念硬貨10選

 これらの数量限定の記念硬貨は、ロシアの遺産を記念して作られた。

1.「私たちの世界を守ろう」シリーズ、『クロテン』、1994年

「私たちの世界を守ろう」シリーズは、ロシアの絶滅危惧種に捧げられたものだ。額面価格50ルーブル(約72円)、直径2.26センチメートルの金貨には、木に登るクロテンと2隻の商船が描かれている。クロテンは毛皮を狙う乱獲で一世紀前に絶滅しかけたが、近年では数を戻しつつある。

2. 「ロシア北極圏探検」シリーズ、『F・ナンセン』、1995年

「ロシア北極圏探検」シリーズは英雄的な探検隊とその指導者らを記念している。直径2.26センチメートル、額面価格50ルーブルの金貨には、フリチョフ・ナンセンと彼の蒸気船フラム号が描かれている。ナンセンは1893年から1896年に北極を探検し、スキーで北極点を目指すも道に迷い、同行していた探検家とともに命を落としかけた。

3.「ロシア・バレエ」シリーズ。『くるみ割り人形』、1996年

「ロシア・バレエ」シリーズは名作バレエを記念したものだ。直径3センチメートル、額面価格100ルーブル(約146円)の金貨には、『くるみ割り人形』の王子が描かれている。E・T・A ホフマンの童話を原作とする2幕のバレエは、1892年に初演された。当時はさほど世間の反響を呼ばなかったが、現在では新年を連想される人気作となっている。

4.「西欧への窓」シリーズ、『ピョートル1世の事業』、2003年

 「西欧への窓」シリーズは、ロシアの発展に対するピョートル大帝の貢献を記念している。直径13センチメートル、額面価格200ルーブル(約292円)の銀貨には、ロシア最初の皇帝の事業が描かれている。中央は「青銅の騎士」像、左上は海軍創設を象徴するサンクトペテルブルクの海軍省庁舎と船団、右上は国家改革を象徴する十二コレギア館とロシア国章、右下は軍事的勝利を象徴するシュリッセルブルク要塞と兵器、左下は西欧科学のロシアへの導入を象徴するクンストカメラ博物館と書籍・器具だ。

5.「チェーホフ生誕150年」シリーズ、2010年

 「チェーホフ生誕150年」シリーズは、偉大な作家の創作活動を記念している。額面価格3ルーブル(約4円)、直径3.9センチメートルの銀貨には、チェーホフの肖像とサイン、様式化されたカモメ、男性と女性、壁に掛かった小銃が描かれている。チェーホフは「チェーホフの銃」と呼ばれる原理を作った偉大な劇作家として知られる。彼曰く、舞台上に小銃があれば、かならず発砲されなければならない。つまり、劇のすべての要素がプロットに関わっていなければならない。

6.「ロシアの建築の傑作」シリーズ、『オーギュスト・モンフェランの聖イサアク大聖堂』、2014年

 「ロシアの建築の傑作」シリーズは、特に美しい建物とその設計者らを記念したものだ。直径6センチメートル、額面価格25ルーブル(約36円)の銀貨には、オーギュスト・モンフェランと、サンクトペテルブルクの街に囲まれた彼の傑作、聖イサアク大聖堂が描かれている。大聖堂の建設は40年間続いた。現在では、この壮麗な建物はサンクトペテルブルクのシンボルの一つとなっている。

7.「ロシアの宝飾品」シリーズ、『サジコフ』、2016年

 「ロシアの宝飾品」シリーズは、ロシアの宝飾品会社とその作品に捧げられたものだ。額面価格25ルーブル、直径6センチメートルの銀貨には、サジコフ社の『トロイカ』(「三頭立て馬車」)と呼ばれる卓上彫刻が描かれている。1810年にパーヴェル・サジコフが創建したサジコフ社は、ロシア様式の作品で有名になり、1837年には皇室御用達の工房になった。

8.「ロシアの偉人」シリーズ、『画家I・K・アイヴァゾフスキー生誕200年』、2017年

 「ロシアの偉人」シリーズは、さまざまな分野で活躍したロシア人に捧げられている。直径3.3センチメートル、額面価格2ルーブル(約3円)の銀貨には、画家のイワン・アイヴァゾフスキーと彼の代表作『第九の波』の一部が描かれている。イワン・アイヴァゾフスキー(1817年-1900年)は19世紀を代表する海洋画家である。

9.「1941年〜1945年の大祖国戦争でのソビエト人民の勝利75周年」シリーズ、2020年

 「1941年-1945年の大祖国戦争でのソビエト人民の勝利75周年」シリーズは、勝利をつかんだソ連の人々の英雄的な戦いを讃えるものだ。3.9センチメートル、額面価格3ルーブルの銀貨には、花火の上がるモスクワの街を背景に、彩色されたモスクワ・クレムリンの赤い星とメダルのリボンが描かれている。ロシアの戦勝記念日は5月9日だ。

10.「ロシア(ソビエト)アニメ」シリーズ、『ワニのゲーナ』、2020年

 「ロシア(ソビエト)アニメ」シリーズは、ロシアの有名アニメキャラクターを記念している。3.9センチメートル、額面価格3ルーブルの銀貨には、鉄道駅を背景に、彩色されたワニのゲーナとチェブラーシカが描かれている。ワニのゲーナとその他のキャラクターは1966年にエドゥアルド・ウスペンスキーの同名絵本に初めて登場し、以後何本かの不朽のアニメ作品が作られた。

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