最もよく知られた第二次世界大戦の写真の一つが、エヴゲーニー・ハルデイが撮影した「国会議事堂に旗を掲げる」だろう。その写真には、ドイツの国会議事堂の屋上にソ連国旗を掲げる兵士らが写っている。しかし当時の様子を記録に残した者はハルデイだけではなかった。同じように勇敢に従軍し、時には戦闘にも参加して後世に記録を残した写真家や映像撮影家が他にもいた。
この程、写真家イリヤ・アロンスとワレリー・ギンズブルクの子孫がモスクワのユダヤ博物館・寛容センターに自ら所有していた全資料を寄贈した。
そこには第二次世界大戦終結直後のベルリンの様子が捉えられている。
戦勝75周年を記念して、展覧会「知られざるベルリン:1945年5月」がユダヤ博物館・寛容センターで2020年5月8日から6月14日まで開催される。来館者は80枚以上の初公開写真を観覧できる。