米CIAのアーカイブ:ケネディ暗殺直前にオズワルドがKGBエージェントと接触

AP
 アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディ暗殺の実行犯とされるリー・ハーヴェイ・オズワルドが、暗殺の2か月前に、メキシコシティで、ソ連の外交官と会っていた。この外交官は、米中央情報局(CIA)のデータによれば、ソ連の秘密警察KGBの職員であった――。以上が、CIA の公開されたアーカイブに記されていた。

 これらの資料によると、当時、メキシコシティのソ連大使館の電話は、アメリカの特殊機関により盗聴されていた。ただし、オズワルドにKGBとのつながりがあった、あるいは、KGBがケネディ暗殺に関与していたとの推測は、資料には記されていない。 

「ソ連の影」の裏付けはなし

 ケネディ暗殺における「ソ連の影」説は、他の多くの説とともに検証されたが、裏付けは得られなかった。

 また、オズワルドがメキシコシティのソ連大使館に現れたエピソードは、既に他の文献に記されている。オズワルドと接触したソ連副領事オレグ・ネチポレンコは、将来のケネディ暗殺実行犯が、ソ連へのビザを彼に申請したと語っている。

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